ドイツ式の合理的掃除は国民性?習慣やコツを知れば生活も豊かに!?

皆さんはドイツについてどんなイメージを持っているでしょうか。

筆者は、おしゃれな街並みに、ビールやソーセージ、おいしい食べ物のイメージはどんどん湧いてきます。食いしん坊の筆者ならではかもしれませんが(笑)。

また、”ドイツ人は掃除が得意”と言われているのだそう。しかし、その反面掃除が嫌いな人も多いのだとか。

「え、掃除が嫌いなのに得意ってどういうことなの」と思ってしまいますよね。

苦手だからこそ合理的な掃除をする。さらに、ドイツ人ならではの合理主義な国民性や意識を知ればドイツ人がなぜ掃除が得意と言われるのかが分かるかもしれません。

実は、ドイツならではの掃除方法は、日々仕事や育児で忙しい生活を送っていている方掃除は嫌いで面倒臭いなんて方にはピッタリ。

これは真似したいというドイツ人ならではの心がけも合わせてご紹介したいと思います。

筆者は2児の育児をしている母ですが、掃除面倒だななんてことも多々あります。しかし意識を少し変えるだけで違いますよね。皆さんも参考にしてみてください。

 

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なんでも合理的なのはドイツ人の国民性?習慣から学ぶ掃除への意識

ドイツ人の”合理主義”は日常生活に浸透しているんだとか。

ここからは合理主義と言われるドイツ人の5つの国民性と習慣から学べる掃除への意識についてご紹介します。

1.生活を豊かにするため

ドイツには生活を豊かで楽しいものにするには”清潔な環境”が欠かせないと考えられているのだそう。

実際、「Ordnung ist das halbe Leben :人生の半分は整理整頓である」ということわざがあるほど。

確かに整理整頓されている部屋って気持ちいいですし、気の流れもよくしてくれそうです。

そのために、たとえ多忙や掃除嫌いであってもやらないといけないという意識が根付いています。

実際のところ、掃除嫌いなドイツ人も多いそうで、その意識が結果的に時間をかけない合理的な掃除につながっているのではないでしょうか。

ドイツ人は何曜日の何時にここを掃除するなど、掃除をスケジュールの一つとして組み込んでいるのだそう。きっちりとした国民性が垣間見れますね。

確かに「掃除は生活を豊かにするため」と思ったら頑張れそうな気がします。

2.地球環境を考えたエコ意識の高さ

ドイツはエコ意識がとても高い国とされており、”エコ先進大国”と言われています。エコ意識が高いからこそ「物を増やさない=ゴミを出さない」という考えを持っているのです。

さらに、洗剤1つにしても地球環境を考え自然の成分で作られたものを多くの人が当たり前のように使用しているのだとか。

ドイツ生まれの自然に優しい洗剤「フロッシュ」も有名ですよね。

また、今はお酢や重曹を使った掃除など洗剤を使わずともキレイにできる工夫が色々あります。

”お掃除の際、すっきりキレイに”と強力な洗剤を使ってしまうことってあると思います。しかし、ただピカピカにするだけじゃなく、環境に配慮した”ちょっとした心がけ”も真似したいです。

自然派のお掃除に興味を持たれた方はこちらを参考にしてみてもいいかもしれません。

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3.リサイクルは習慣

ドイツでは、引っ越しで使わなくなった家具や雑貨を道路に置いておき、それらを近所の人が持って行って再利用するという習慣があるのだとか。

もし、日本で道路に置いてあったら、”捨てられたもの”だと思って手を付けようとも思わないはず。

「不要だけど、ゴミにするにはもったいないもの」を道に置いておくのは”自由に持って行ってください”というサインでありドイツでは当たり前なんだそう。

素敵な文化ですよね。

さらに、ドイツにはいたるところにこのような服や靴の専用回収ボックスがあり、ゴミとして捨てるのではなくリサイクルが日常的に習慣化しているのだとか。

出典:https://eleminist.com/

お家の中をすっきりキレイにしたいと思った時、ある程度物を捨てる必要があります。

ただ、不要になったものを手放す時、「ゴミとして捨てるにはちょっとした罪悪感があるな」ってときありますよね。

しかし、”それらを必要としている誰かがまた使ってくれる”と思ったら気持ちよく手放せませんか。

ドイツ人のように、掃除の際はリサイクルできるかできないか分別する意識持つといいかもしれません。

4.堅実でシンプルな暮らし

お出かけをすると「これ欲しい」「これ気になる」など、どうしても新しいものに目が行きがちになりますよね。

しかし、ドイツの人は「今これは本当に必要?」「今持っているものをどうにか工夫して使えないか」と一つ一つ慎重に考える堅実さがあります。

私は学生時代にヨーロッパを訪れたことがありましたが、建物や暮らしの中から古いものを大切にする文化が浸透していて、それがまた素敵だなという印象を持ちました。古いものだからこその味わいや魅力ってありますよね。

ドイツはヨーロッパの中でも特にそういう意識が強いのだとか。

「物を増やさない→シンプルな暮らし→掃除も楽ちん」当たり前のことかもしれませんがこういう意識も取り入れていきたいですよね。

新しいものに目が行きがち。耳が痛いです。ものを買う時の意識1つ1つも、キレイな暮らしにつながります。

5.誰にとっても居心地のいい空間を作る

ドイツでは日本と比べて、休日はしっかり休み、家で過ごすことも多いのだとか。

そのため、家でいかに居心地よく過ごすかにこだわりを持っている人も多いのだそう。

また、人を招いたり、ホームパーティーを開くことも大好きなドイツ人は、常に来客を想定しています

人をお家に招くときって意識的にキレイにしなきゃと思いますよね。私は、直前に「やばい」とバタバタと片付けることも多いのですが、、。

いつでも誰かを招待できるような状態にしておくという心がけ一つでピシッとなりますよね。自分たちにとっても、お客様にとっても居心地のいい空間を心がけていれば自然と掃除が習慣になっていきます。

 

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ドイツ式の合理的な掃除のコツ5つを実践してみよう

ドイツには、日本では一般的な大掃除というものがないのだそう。ここからは、日々の掃除を大切にするドイツ人から学べる掃除のコツ5つを紹介していきます。

1.無理はしない! まずは掃除範囲を設定しよう

「一気に掃除だ」と気合を入れても、果てしない道のりに心が折れてしまうことってありますよね。育児や家事、仕事に追われている生活であればなおさら掃除をすることが億劫になってしまうかもしれません。

”毎日少しずつ。でも着実に”がドイツ式掃除の基本なんだとか。

「まずは、ここだけ掃除をしよう」とその日にする掃除の範囲を最初に決めてしまいましょう。決めたらその場所を集中的に掃除します。

掃除を始める場所は毎日使う場所がおすすめです。キッチンや洗面台、トイレなど頻繁に使う場所が目に見えてキレイになればモチベーションアップにもつながりますよね。

2.時間も短時間集中が大切

漠然と掃除をしていても結局、継続しないなんてことになりかねません。

時間も決めて掃除をするとメリハリがついていいですよ。

人間が深い集中力を持って取り組める時間は15分と言われているのだそう。15分を目安に短時間集中で掃除をすれば負担にならずに続けることができます。

”時間になったら無理をせずにスパッとやめる”それを毎日継続していけば、必然的に掃除が習慣化されていきますよね。

ドイツ人の毎日少しずつ”の意識を真似してみましょう。

3.  最適な収納場所を決める

物が散らかっていると見た目からもキレイに見えませんよね。

まずは”一つ一つのものに収納場所を決めてあげましょう”使ったら指定の場所に戻すことで、あえてキレイにしようとしなくてもスッキリと片付けることができます。

その際に意識したいことは「どのくらいの頻度で使用するか」「どのシチュエーションで使用するか」です。

毎日使うものなのに、出しづらいところに入れていると結局、面倒くさくなって出しっぱなし何てことも。よく使うものは手に取りやすいところに置きましょう。

※「食器棚の一番手前に、使用頻度の少ない来客用のお皿を置いておく」「毎日キッチンで使っているものを違う場所に収納している」など思い当たる点がある場合は、見直す必要があるかもしれません。

4. 掃除をルーティン化して道具は手の届く範囲に

ドイツには”生活のリズムを整えることが心と体を健康に保つためにつながる”と考えられているのだそう。

部屋がきれいになると達成感もありますし、何より気持ちがいいですよね。

また、ドイツでは日本ではおなじみの”年末の大掃除”がないのだそう。日頃の掃除を心がけておけば、こびりついた汚れを時間をかけて落とす必要もなくなり、億劫になりがちな大掃除もしなくて済みます。

実際に、筆者も参考に掃除を意識的に毎日するようにしています。掃除をすることで気分転換になりますし、日々のモチベーションも変わったような気がします。

掃除をする際のポイントとしては、掃除道具は手の届く範囲に置いておくということです。サッと取れる場所にあれば、毎日の掃除がしやすく苦になりません。

毎日の掃除をルーティーン化して、日々の生活を健康的にしてみましょう。

5. 不要なものはリサイクル

洋服や本など気づいたら溜まっているものってありますよね。そんな時は、処分することを考えて整理しておくことも大切です。

「最近使ってないなと思うもの」「収納に入りきらなくなってしまったもの」「新しく購入した場合は古いもの」など決まった場所にまとめて入れておきましょう。

いっぱいになったらタイミングを見てリサイクルショップに持っていきます。

頂き物などは申し訳ない気持ちになってしまうかもしれませんが、ありがたく気持ちだけは受け取り、その後は”誰か必要な人が使ってくれる”と思って手放すことも必要です。

ドイツほど一般的ではないですが、日本でも衣類の回収を受け付けているブランド企業や寄付できる支援団体などもあるので活用してみるのもいいかもしれませんね。

 

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ドイツ製お掃除グッズで気分もおしゃれに

手に届く範囲に掃除道具を置いておくと掃除が苦ではなくなると上記ではお話ししましたが、さらに可愛らしいドイツの掃除道具やお気に入りの道具を置けば、掃除へのモチベーションも上がりますし、おしゃれなインテリアにもなりますよ。

ここからはドイツを拠点に1936年創業という歴史を持つ、老舗メーカーREDECKER(レデッカー)からお掃除グッズをご紹介します。

ドイツの職人が一つ一つ丁寧に作っており、良質な天然素材を使用しているのだそう。

1. REDECKER(レデッカー) ラムウール ダスター 羊毛100%   2200円(税込み)

出典:https://product.rakuten.co.jp/

羊毛100%でできたホコリ取りです。フワフワな見た目が可愛いですよね。

全長は66センチと長いため、手の届く範囲から高いところまでキレイに掃除ができてしまいます。

お手入れも、水か中性洗剤で軽く洗って、直射日光を避けた場所で干せばOKととても簡単です。

2. REDECKER はりねずみテーブルブラシ 馬毛   2530円 (税込み)

 

出典:https://www.amazon.co.jp/

こちらはハリネズミのテーブルブラシです。ハリネズミがとってもキュートですよね。細かくて掃除しにくい部分にも最適です。

馬毛でとっても柔らかい肌触りなんだそう。置くだけでもインテリアとして可愛いですし、掃除もはかどりそうです。

掃除道具に見えません。可愛いものってやっぱりテンション上がってしまいますね。

3. REDECKER 隙間ブラシ 山羊毛 2200円(税込み)

出典:https://www.amazon.co.jp/

こちらは隙間ブラシです先端が細くなっているので狭い隙間もらくらく掃除ができますよ。

しなるようになっているので、届きにくい範囲も掃除できるのはうれしいですよね。

冷蔵庫や洗面台など掃除に困ってしまう隙間にも重宝しそうです。

 

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まとめ

今回はドイツ式の合理的な掃除についてご紹介しました。

まとめ
【ドイツ人の合理主義は国民性であり、日常に浸透している】
  • 生活を豊かにするため
  • エコ意識の高さ
  • リサイクルの文化
  • シンプルな暮らし
  • いい空間へのこだわり

【ドイツ式の合理的な掃除のコツ】

  • 掃除の範囲を決める
  • 短時間集中がベスト
  • 収納場所を決める
  • 掃除の習慣化と手の届く範囲に
  • 不要なものはリサイクル

ドイツ製のおしゃれな掃除道具でモチベーションもUP

仕事や育児で掃除が大変という方や、そもそも掃除が面倒くさいという人も中にはいると思います。

しかし、ドイツ式掃除の”毎日少しずつ、でも着実に”の心がけは無理のない範囲できてしまいます。

さらに、「自分の生活や環境をより豊かにするための掃除」という意識を持てば、ネガティブな気持ちを持たずに「掃除、やってみるか」と取り組むことができるのではないでしょうか。

筆者も掃除を習慣化したことで、気分やモチベーションも上がった気がします。

皆さんもドイツ式の掃除を取り入れて、より合理的で豊かな生活を過ごしてみましょう。

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