【簡単2ステップ】お酢や重曹を使ってお掃除用スプレーの作り方!!

最近、急に思い立ってお掃除したいって思うことがあります。 

でも、お店で必要なものを買うのが面倒…というときに簡単に掃除用のスプレーを家に常備してある可能性が高い便利な組み合わせで作ってみませんか。

その組み合わせが、お酢と重曹です。

よく錆びついて茶色くなった10円玉を綺麗な銅色に戻すのに使われるお酢と、料理に使うこともある重曹にはどんな効果があるのでしょうか。

 

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10円玉をピカピカにするお酢

 

夏休みの自由研究の課題に選ばれることもある10円玉ピカピカ大作戦。

そのやり方はシンプルで簡単です。

 

10円玉ピカピカ大作戦
  1. 容器にお酢を入れる。
  2. お酢を入れた容器に10円玉を入れ5分放置。
  3. 5分経ったら、10円玉を取り出し流水でお酢を流す。

 

たった3ステップでピカピカの10円玉を作ることができます。

ですが、よくよく考えてみるとなぜお酢につけて放置しただけで10円玉がピカピカになるのでしょう。

 

お酢のピカピカにするチカラ

まず、お酢のチカラを知る前になぜ10円玉が黒くなるのか知らなければなりません。

 

出典 : https://flour-net.com/

 

10円玉が黒くなるのは空気中の酸素が10円玉の銅と反応し、酸化銅になるからです。

その酸化銅になった状態が黒くなった10円玉です。

その状態の10円玉の酸素とお酢に含まれる「」が結びつくと、黒く変色する原因の酸素が取り除かれ元の綺麗な10円玉に戻るという仕組みです。

ちなみに、お酢と同じ「酸」が含まれているレモン汁も10円玉を綺麗にする能力があります。

余談ですが、醬油に含まれているクエン酸にも酸が含まれていて、10円玉を綺麗にするチカラがあります!

 

その他にも、身近に使えるお酢のチカラ

出典 : https://www.mutenkahouse.co.jp/

 

アクセサリーや5円玉によく使われる、真鍮(しんちゅう)や黄銅(こうどう)と呼ばれるイエローゴールド色の素材。

この真鍮を使ったアクセサリーは使っていくと色や質感が変化するのが魅力です。

革製品のようなエイジングが楽しめるのは真鍮の魅力ですが、きちんとお手入れをしないと空気に触れ酸化し、黒ずんでしまうことがあります。

この危険を回避するのに役立つのがお酢です。

先ほど紹介した10円玉ピカピカ大作戦同様の手順で真鍮の黒ずみを除去できます。

 

真鍮ピカピカ大作戦
1.容器にお酢を入れる。
2.お酢を入れた容器に最大5分入れ放置。
3.5分後、アクセサリーを取り出し、丁寧に水で洗う。

 

ちなみに、お酢を使った真鍮ピカピカ大作戦はかなり汚れを落としてしまうので、アンティーク感を残すなら重曹を使うと良いです。(詳しくは「真鍮ピカピカ大作戦 重曹Ver.」へ。)

 

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意外と使い道の多い重曹?

 

重曹は別名「ベーキングソーダ」とも言われ、「炭酸水素ナトリウム」でできています。

そんな重曹にはたくさんの使い道があるようです。

 

重曹パワー
料理の使い道
  1. 加熱すると膨らむ性質があるのでお菓子作りに使える。
  2. 山菜やタケノコ、レンコンなどの食材のアク抜きにも。
  3. レモンの皮などについたワックスを取るチカラも。

掃除の使い道

  1. 粉のままふりかけて、消臭や吸湿剤として使う。
  2. 水と混ぜてスプレーにしてみる。
  3. ペースト状に練って頑固な油汚れを退治。

 

料理の使い道の1番目に紹介した方法は、似たものに「ベーキングパウダー」があります。

ベーキングパウダーも重曹も過熱して膨らむのは同じなのですが、膨らむ方向に違いがあります。

ベーキングパウダー 縦方向に膨らむ
重曹 横方向に膨らむ

 

その他にも、入浴剤として使うと皮脂や角質を取り除いてくれるので、お肌がツルツルになったりします。

 

こんな風に料理にもお掃除にも使えるなんて便利ですね。

 

真鍮ピカピカ大作戦 重曹Ver.

お酢を使った真鍮のお手入れ方法の他にも、ペースト状にした重曹を使ったお手入れ方法も紹介します。

 

真鍮ピカピカ大作戦 重曹Ver.

1.重曹と水を2:1で混ぜペースト状にする。

2.そのペーストをアクセサリーに塗布し、指や歯ブラシや綿棒で優しくこする。

3.磨き終わったら水でペーストを落とし、乾拭きする。

 

この方法では、お酢同様黒ずみが消え光沢感がよみがえります。

漬け置きのお酢よりも磨く手間がかかりますが、磨く力加減や磨く範囲を自分で決められるのであえてアンティーク感を残したい方には重曹ペーストをおすすめします。

 

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簡単2ステップ!お酢スプレーと重曹スプレーの作り方

 

そんな、10円玉をピカピカにするお酢と色々な掃除に役立つ重曹を合わせると掃除の基本アイテムが作れてしまいます。

 

まずお酢スプレーから作ってみましょう。

 

お酢スプレー=水回りの救世主!
お酢スプレーの作り方
  • 水 100cc
  • お酢 50cc

上記を混ぜ、空の清潔なスプレーボトルに入れ2ステップで完成

 

完成したお酢スプレーは、気になるところにスプレーをし放置します。その数分後に乾いた布でふき取ると輪じみが消えつやがでて、ぬめりを取るなどの効果を発揮します。

そして、お酢スプレーのほかにも重曹スプレーなるものも作れます。

 

重曹スプレー=お掃除のマストアイテム!
重曹スプレーの作り方
  • 60℃以下のぬるま湯 200cc
  • 重曹 6g

上記を混ぜ、空の清潔なスプレーボトルに入れ2ステップで完成

 

完成した重曹スプレーは、家具を傷める心配もないので家中の場所に使って拭き掃除したり、洗剤を使って綺麗にするのが心配な冷蔵庫や電子レンジの汚れを拭くのに適しています。

このように作ったスプレーは、油汚れには重曹スプレー、水垢にはお酢スプレーと覚えておくと掃除のときに迷わずに済みます。

 

実践編 重曹とお酢スプレーを使った排水溝の掃除

用意するもの
1.重曹の粉 1/2カップ
2.お酢 1/2カップ
3.熱湯 1/2カップ

まず、重曹の粉1/2カップを排水溝に振り入れ、お酢1/2カップと熱湯1/2カップも同じように排水溝に流し込みます。

すると、排水溝の奥からシュワシュワ音が聞こえてきます

(これは重曹とお酢を混ぜる「二酸化炭素の泡」ができる現象です。二酸化炭素の泡は炭酸水が泡立つのと同じ現象です。)

 

シュワシュワしているのが確認出来たら、30分ほどそのまま放置します。

30分放置後、熱湯で綺麗に洗い流します。

 

かんたんにまとめると
  1. 重曹→お酢→熱湯の順に排水溝に流し込む。
  2. 30分放置。
  3. 放置後、熱湯で洗い流す。

 

この通り、3ステップで排水溝のぬめりや気になる臭いがケアできます。
放置する時間の方が長いので、お掃除感がなくて続けやすいかもしれません。

 

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お酢と重曹を使ったスプレーで家中ピカピカに!

おさらい
    • 重曹は食べて掃除に使って二度おいしい。
    • 重曹スプレーは油汚れに効く。
    • お酢スプレーは水垢に効く。

頑固な油汚れや水垢を、それぞれのスプレーで撃退する技を身に着ければ我々に怖いものはなくなります。

みなさんも一緒に汚れから解放された生活を目指して頑張りましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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