マットレスの洗浄って自分で出来る!?キレイ&失敗しない方法とは?

人は人生の三分の一を睡眠に使うと言われています。

敷布団で寝るとしても、ベッドで寝るとしても、これだけの時間を寝て過ごすなら寝心地が良い方がいいですよね。

良い枕を選んだり、ふかふかの掛け布団を選んだり、触り心地の良いシーツを選んだり、より良い寝心地を求めるために色々と試したりしていると思います。

しかし、いくら寝心地が良い寝具を選んでも、清潔に保たなければ折角の快適な空間が台無しです。

枕やシーツ類は洗濯機でお洗濯出来ます。また、敷布団や掛け布団は天気が良い日に外干し出来ます。

では、マットレスはどうやって清潔に保つのでしょうか。

気になったので調べてみました。

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マットレスの役割

マットレスはベッドには必ず置いてあります。

どうして置いてあるのか、マットレスの存在意義を調べてみました。

マットレスとは、ベッドフレームの上に置き寝心地を良くするために必要不可欠な物です。

寝ている時の体重を分散させ、無理なく快適な姿勢を維持し、すんなり寝返りが打てる環境をつくるために必要です。

ベッドの場合は、マットレスの弾力性、高さを活かして、腰痛がある人でもすんなりと立ち上がれる仕組みになっています。

梅雨の時期や、マットレスの掃除が中々大変だと思っている人は、次の順番で置くと快適な空間を保てます。

出典:https://www.nishikawa1566.com/

  • ベッドフレームを置く
  • 除湿シートを敷く
  • マットレスを置く
  • ベッドパットを敷く(汗取りなどのパット)
  • シーツを被せる

また、マットレスを使うのはベッドだけではないんです。敷布団派の人も使用出来ます。

敷布団派の人に気を付けてもらいたいのが、床に直にマットレスを置かないことです。

床に直置きすると、湿気が溜まりそこからカビが発生します。

  • 床を綺麗にする
  • すのこを置く
  • 除湿シートを敷く
  • マットレスを敷く
  • 敷布団を敷く

敷布団の場合、この順番でお布団を敷くと結露を防ぎカビ防止になります。

ベッドにしても、敷布団にしても、折角自分が快適に眠れると思って購入したのですから、是非清潔に保って長く使っていきたいですよね。

マットレスは快適な睡眠を得るために重要な役割を果たしているので、必ずお店に行って、触って確かめてから買うことをおススメします。

もし、「どれでもいいいや」と何も考えずに買ってしまうとどうなってしまうのでしょうか。

マットレスが快適じゃないとどうなるの?

マットレスやその他の寝具を適当に選んでしまうと、熟睡することが出来ず「睡眠障害」をおこしてしまうかもしれません。

睡眠障害による弊害はこちらです。

睡眠障害は生活習慣病をはじめとするさまざまな身体疾患も増悪させます。例えば睡眠時無呼吸症候群はメタボリックシンドロームにしばしば合併し、高血圧・脂質異常症・耐糖能異常(糖尿病)・高尿酸血症・逆流性食道炎(胸やけ)などを増悪させます。睡眠不足や睡眠障害によってさまざまな生活習慣病が増悪するメカニズムが徐々に明らかになっています。

出典:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

このように多くの病気を引き起こしてしまいます。

これらは熟睡出来なかったときに起こりうる病気ですが、その他にも熟睡していてもマットレスや寝具が合わないと腰痛などを引き起こしてしまう可能性もあります。

出典:https://www.hachidaya.co.jp/

マットレスは柔らかすぎても固すぎてもダメです。正しくまっすぐな姿勢でないといけません。

様々な病気や腰痛などを引き起こしてしまわないためにも、必ずお店に行って触って自分に合ったマットレスを見つけてくださいね。

では、折角見つけたお気に入りのマットレスを清潔に保つためにはどうしたらいいのでしょうか。

まずはマットレスが汚れる原因を探ってみます。

 

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マットレスはどうして汚れるの?

毎日使う寝具は出来るだけ清潔に保ちたいですよね。

マットレスは、

  • 2~3週間に一回、壁に立て掛けて底を乾かす
  • 月に一回は表面に掃除機を掛ける
  • 2~3か月に一回、マットレスの向きを変える(ローテーション)

以上のことをすると、比較的清潔に保つことが出来ます。

これらの掃除を頑張っても、毎日使う物なのでどうしても汚れてしまいます。

どうしてマットレスが汚れてしまうのか、原因を探ってみました。

原因1:汗

人間は寝ている間にコップ一杯の汗をかいていると言われています。

この汗がマットレスの汚れの一番の原因です。

マットレスの上にシーツやベッドパットを敷いても、マットレスまで浸透してしまう可能性があります。

汗は時間が経つと酸化し、黄ばんだシミに変ります。

何もこぼした覚えがないのに、黄ばんだシミが出来ていたら汗が原因です。

原因2:鼻血などの出血

鼻血が突然出たり、肌を搔きすぎて血が出たり、寝具の上での思いがけない出血は仕方のないことです。

 

お子さんが夜中に鼻血を出すとびっくりしますよね。

鼻血を止めることに集中しがちですが、布団に鼻血が付いてしますと大変です。

夜中の掃除は大変ですが、血液は時間が経てば経つほど落ちにくくなります。

出血したら出血への対処も早い方がいいですが、寝具についた血液の対処も早めに取り掛かりましょう。

原因3:おねしょ

お子さんがいる家庭では、最低でも一度は経験したことある悩みではないでしょうか。

シーツもベッドパットも洗えるけど、マットレスは洗えません。

もし、マットレスまで浸み込んでしまったら掃除が大変です。

おねしょのシミは汗と同じく黄ばんだシミになりますが、汗と違うのはきつい臭いがあることです。

また、衛生面も気になります。おねしょの汚れも早めに対処したいですね。

もし、おねしょが続くようであれば防水シーツを敷くことをおススメします。

 

防水シーツは水の侵入を防ぐだけではなく、ダニを防いだり、通気性が良かったり、アレルギーにならない素材で出来ていたり、様々な工夫がされています。

お子さんに合ったシーツを探してみてください。

原因4:カビ

 

梅雨の季節はもちろん、その他の季節でも気を付けて欲しいのが「カビ」の発生です。

カビは至る所に発生し、人間に悪影響を及ぼします。

そして厄介なことに、カビは本当に落ちにくいんです。カビに苦しんでいる主婦の方は大勢いると思います。

カビ対策をしているのに気が付くと黒い点がポチポチと付いてしまいます。

カビが付かない対策をすることはもちろんですが、もしカビが付いてしまったら他の原因と同様早めの対処をしましょう。

中々取れないカビに苦労してます…どこにでも使えて、カビが一瞬で消える魔法の洗剤が欲しい!!

 

全ての原因を取り除くためには、早めの対処が必要だとわかりました。

では、どのように掃除すればいいのか、また、自分でキレイにするにはどうしたらいいのか調べてみました。

 

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自分で頑張るマットレスの洗浄方法

マットレスは様々な原因で汚れることがわかりました。

では、自分でキレイにする場合どのようにすればいいのでしょうか。

基本的な掃除の仕方はこちらです。

基本的な洗浄手順
  • 中性洗剤を薄めた水でタオルを濡らし絞る
  • 汚れた箇所を濡れたタオルで押して、上からたたき汚れを浮かせる
  • タオルが汚れたら洗い、キレイになるまで上記を繰り返す
  • 汚れが取れたら、水で洗ったタオルで洗剤を落とす
  • 乾いたタオルで水分を吸い取る
  • しっかりと乾燥させる

      この方法は、汚れてすぐにやると良い方法です。

      出来るだけ早く対処すれば、この方法で大体の汚れは落とすことが出来ます。

      汚れごとの洗浄手順

      もししばらく放置してしまったり、上記のやり方で落ちない場合はこちらを参考にしてください。

      • カビには、消毒用エタノール
      1. カビが生えている部分にしっかりとエタノールを噴射する
      2. 一時間放置する
      3. ぬるま湯でしぼったタオルでたたく
      4. しっかりと乾燥させる

       

      • ダニには、布団乾燥機と掃除機
      1. 布団乾燥機の「ダニ退治モード」を使用し、熱でダニを退治する
      2. ダニの死骸の取り除くために掃除機をかける

       

      • 血液、黄ばみ、なぞのシミには、重曹
      1. 汚れに重曹水(水100mlに重曹小さじ1)を浸み込ませる
      2. 5分置く
      3. 乾いたタオルで汚れを吸い取る
      4. それでも落ちないときは、クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1)を作り汚れに浸み込ませる
      5. 乾いたタオルで水分を吸い取る (汚れが落ちるまで、4~5を繰り返す)
      6. しっかりと乾燥させる

       

      • おねしょには、クエン酸
      1. 乾いたタオルを使い、水分を吸収させる
      2. クエン酸水を十分に浸み込ませる
      3. 乾いたタオルで水分を吸い取る (汚れが落ちるまで、1~3を繰り返す)
      4. しっかり乾燥させる

       

      汚れ方によって洗浄の仕方が違いますが、汚れを浮かせて吸い取り乾燥させるというのが基本的な洗浄の仕方です。

      様々な洗浄の仕方を調べてみましたが、どうしても落ちない汚れや物理的に無理な場所に出来てしまう汚れもあります。

      その汚れが出来てしまったことで自分を責めないでください。キレイに保つために頑張った結果、どうしようもなく出来てしまった汚れなんですから。

      でも、どうしても気になってしまう場合はどうすればいいでしょうか、調べてみました。

       

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      どうしても自分で出来ないときは

      自分でやった洗浄では落ちないからと、諦めて新しいマットレスを買いに行くのはまだ早いです。

      キレイにする方法が他にもあります。

      他の方法…?大変じゃないかな?

      洗浄のプロにお願いする

      どうしても気になる汚れや、もっと内部の方まで完全に洗浄したい場合には、マットレス洗浄のプロに頼むことが出来ます。

      洗浄をお願いした際の相場はこちらです。

      ベッドサイズ 費用相場 相場時間
      シングル 8,000円〜13,000円 2時間〜2.5時間
      セミダブル・ダブル 13,000円〜15,000円 2.5時間〜3時間
      クイーン・キング 15,000円〜20,000円 3時間〜3.5時間
      ベビー・キッズ 7,000円〜10,000円 2時間

      出典:https://curama.jp/

      時間も金額もそれなりに掛かります。

      それでも、見えないところの汚れまでキレイにしてもらえて、家族の健康が守られるなら安いものではないでしょうか。

      ちなみに、プロに頼むとこんな汚れもキレイになります。

       

      以下のサイトから、洗浄のプロの比較が出来ます。

      良かったら参考にしてみてください。

      プロの洗浄方法とは?

      マットレス洗浄のプロのやり方を簡単にご紹介します。

      出典:https://oxy-up.com/

      1. マットレスの表面についたゴミをマットレス専用の掃除機でキレイに取り除く
      2. 高温のスチームクリーナーで内部に溜まっている汚れを浮かせる
      3. 洗浄機で洗って汚水を吸い上げる
      4. マットレス専用のドライヤーや乾燥機で完全に乾燥させる

      基本的な洗浄方法は同じで、掃除機も掛けてるし水分を使って内部の汚れを浮かせて落としたりもしていますが、やはり業務用の機械は違います。

      特に乾燥をさせる際の機械が本当に違います。この乾燥を怠るとカビの原因になってしまいます。

      自分で洗浄して完全に乾燥させるまで、何時間(下手したら何日)掛かるかわかりません。

      やっぱりプロは凄い!

       

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      まとめ

      まとめ
      • マットレスの役割は良質な睡眠を確保するだけではなく、起床時の腰への負担も軽減してくれる
      • マットレスがどうして汚れるのか主な原因は4つあり、予防することの出来る汚れもある
      • マットレスの洗浄を自分でやる場合、基本的な手順は汚れを浮かせて吸い取りしっかりと乾燥させる
      • マットレスがどうしてもキレイにならないときは、洗浄のプロにお願いしてみるのも一つの手段

      寝具のように毎日使うものは、掃除をして清潔にしておきたいものです。

      しかし、どんなに頑張って汚れないように予防しても、毎日掃除をしても汚れてしまいます。

      寝具の中でもマットレスは特に掃除が難しく、また、一度汚れてしまうと洗浄が大変な寝具でした。

      自分で頑張って洗浄してみるのもいいですが、難しい場合にはプロにお願いしてキレイにしてもらうのも一つの手段だと思います。

      自分の体に合った寝具を清潔に保ち、十分な睡眠をとって、健康的な生活を送りましょう。

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