机についた油性マジックはこれで落とす!家にある物でキレイにする方法

机につけてしまった油性ペンのインク。

乾く前なら拭いて落ちたりもしますが、気付いたときにはもう取れなくなってることがほとんどですよね。

この前、下敷きをせずに油性マジックを使ったら、見事に裏移りしちゃってました。点々になってるくらいだったので後で気が付いてびっくり。

こすっても簡単には取れない油性マジックのインク。

実はおうちにあるもので落とせるんです。

おうちに常備している人も多いあのお掃除アイテムはもちろん、普段よく使うあのアイテム、それに冷蔵庫にあるあの食材も使えちゃいます。

筆者も初めて知ったときは

「え、そんなもので!?」と驚きました。

専用のクリーナーを買いに行く前に、ちょっと試してみませんか。

 

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油性マジックの落とし方

それではさっそく、油性マジックを落とす方法をご紹介します。

マジックを落とす方法は、

油で浮かせて落とす方法

細かい粒子で削り落とす方法

インクの成分を溶かして落とす方法

インクを吸着させて落とす方法

の4つがあります。

1つずつご紹介していきます。

    油性マジックは油で浮かせて落とす!

    まずは、油で浮かす方法です。

    油は水を弾く力を持っているので、油性のマジックは水拭きしても落ちませんよね。

    しかし、油性の力を持ったものであれば、油性のマジックを落とすことができるんです。

    おうちにある、こんなものが使えちゃいます。

    • マーガリン、バター
    • オリーブオイルなどの食用油
    • クレンジングオイル
    • 日焼け止め、ハンドクリーム

    これらのアイテムは、どれも口に入れたり肌に塗ったりするものなので、食事をしたり肌に触れる機会の多い机にも安心して使うことができますね。

    使い方は、ふきんや雑巾につけてこするだけ。

    インクがじんわりとにじんで溶けていきます。最後には水拭きではなく、中性洗剤を薄めた液で拭きとると、油分が綺麗に取れるのでおすすめです。

    細かい粒子で削り落とす!

    次に、表面を削って落とす方法です。

    コーティングされている机であれば、中までインクが染みこむことがなく表面に留まっているので軽く削ることで落とすことができます。

    普段からお掃除道具としても使っているこれらの物が使えます。

    • 重曹
    • メラミンスポンジ
    • 煙草や蚊取り線香の灰

    煙草や蚊取り線香の灰も細かい粒子なので、研磨効果があるようです。

    汚れは落ちるかもしれないけれど、煙草は匂い移りも気になるし、お子様がいるおうちはやめておいたほうがいいかも。

    使い方は、どれも少量の水をつけてこするだけ。

    机のコーティングも落としてしまう可能性があるので、やりすぎには注意です。最初に目立ちにくい場所で試してから行いましょう。

    インクの成分を溶かして落とす!

    3つ目は、インクに含まれるアルコールなどの成分を溶かす効果を持つものを使って落とす方法です。

    冷蔵庫に入っている、こんな物が使えちゃうんです。

    • オレンジの皮
    • わさび

    オレンジの皮は、直接こするだけで、油性ペンのインクを落とすことができます。

    皮に含まれている「リモネン」という成分が、油性ペンのインクを溶かしてくれます。

    リモネンはオレンジ以外にも柑橘類の皮に含まれていますが、100gあたりのリモネン量を比較すると、このようになります。

    • オレンジ:約0.19ml
    • レモン:約0.07ml
    • グレープフルーツ:約0.01ml

    オレンジが一番リモネン量も多く、効果が高いようです。

    白色の机などは色移りの可能性があるので注意が必要です。

     

    わさびも、直接塗って馴染ませるだけでインクを落とすことができます。

    これは、わさびに含まれる「イソチオシアネート」という成分が、油性マジックに含まれる有機溶剤と似た性質を持っており、塗りこむことでインクを溶かすはたらきがあるためです。

    わさびで落とすのはさすがに嘘でしょと思ったら、結構みんなやってるみたい。

    インクを吸着させて落とす!

    最後は、机についたインクを吸着させて落とす方法です。

    消しゴムを使えば、机についた油性インクを綺麗に落とすことができます。

    やり方は、通常通りこするだけ。

    こちらはゴムの削りカスにインクを吸着させることで落としていくので、机のコーティングを傷つけることがなくて安心です。

    筆者は小学生の頃、プラスチックの下敷きに油性ペンで書いた自分の名前が気に入らなくて、何度も消しゴムで消して書き直したことがあります。

    表面がツルツルの机であれば、綺麗に消えること間違いなしです。

    ちょっと根気が必要だったりするけれど、これが一番おすすめかも。

     

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    やっちゃだめ!大事な机を傷つけるやり方とは!?

    油性マジックの汚れを気にするあまり、強すぎるやり方を選んでしまわないように注意してください。

    除光液やベンジンは油性マジックを確実に落とすことができます。

    しかし、同時に机のコーティングも確実に落とします。

    コーティングのない机であれば使用できる場合もあるので、使用したい場合は表面の状態を見て、目立たない場所で試してからにしてくださいね。

    筆者は汚れを落とそうとしたわけではありませんが、ダイニングテーブルに除光液を落として表面のコーティングを溶かしてしまいました。

    引っ越しでやむなく手放すことになったダイニングテーブル。表面に傷がついてしまったせいで買い取り額はなんとお情けでの100円。テーブルは大事に使わなきゃ。

     

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    どうして油性マジックは落ちにくいの?

    油性マジックが落ちにくい理由、それは成分にあります。

    主な成分は揮発性有機溶剤着色剤

    揮発性とは、液体の蒸発しやすい性質のことです。書いてすぐに蒸発するので、すぐに乾いて定着し、消えにくくなるのです。

    それから、油性マジックは、落ちないことをコンセプトとして制作されています。

    多くの油性マジックを制作しているゼブラ株式会社のHPでもこのような記載があります。

    誤って書いてしまったものを落としたい。そのようなお問合わせを日頃いただくことがございます。
    当社の基本概念といたしましては“落ちない”“消えない”ことを前提にしておりますので、簡単に落とすことは難しいのが現状です。

    出典:https://www.zebra.co.jp/

    ここまでで油性マジックの落とし方をご紹介してきましたが、基本的に油性マジックは、落ちにくいものと考えてください。

    元通りにとはいかない可能性もあるのよね

     

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    まとめ

    この記事では、誤って机につけてしまった油性マジックの落とし方をご紹介しました。

    まとめ

    油性マジックは、

    • マーガリンバターなどの油性のもので落とすことができる。
    • 重曹メラミンスポンジを使ってこすり落とすことができる。
    • オレンジの皮わさびでインクを溶かして落とすことができる。
    • 消しゴムにインクを吸着させて落とすことができる。
    • 本来、落とせないことをコンセプトに作られている。

    油性マジックは基本的には落とせない物ですが、SNSでも身近なものを使って実際に落としたという例が数多く上がっています。

    机のコーティングの状態などをよく確認しながら、試してみてくださいね。

     

     

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