在宅時間が増えた昨今ですが、お家で過ごす時間が増えると夫の皆さんも何かしら担当される事が多くなったのではないかと思います。
元々週末主夫の筆者は、掃除・洗濯・料理は好きでやっていましたので、在宅時間の増加は喜ばしい限りです。
「いやいや今は令和だよ。昭和じゃないんだから。。夫婦で家事分担は当たり前。積極的に家事に取り組んでいますよ」という旦那様はこの記事は読み飛ばしてOKです(笑)。
今回の記事は「家事が苦手だな」という夫の皆さんへ家事男子の第一歩として「掃除」を得意にしちゃいましょう!という内容になります。
なぜ夫が掃除が得意になると良いのか?
1.家庭を取り巻く環境の変化
まずは私達を取り巻く環境をみてみましょう。
ご存知の通り現在の日本では少子高齢化・女性の社会参加の増加、そして国をあげて「ワークライフバランス」の取り組み等、働く環境が大きく変わりつつあります。また、それに伴い家庭内での環境も大きく変わりつつあります。
出典:男女共同参画白書(概要版) 平成30年版 | 内閣府男女共同参画局
上記資料にもあるように、ここ30年で出産後も働き続ける女性は15%以上増加しました。しかし、夫の家事参加の時間は先進国の中でも下位に留まっております。つまり、「奥様への負担」は増加しているのです。
2.家事分担:夫への妻からのニーズは?
そもそも、家事とは何を指すのでしょうか。
いろいろ調べた結果、生活に不可欠な資源(人衣食住)のメンテナンスを指す、との事です。
衣:洗濯、裁縫、アイロンがけ等
食:料理
住:掃除、家の修理等
人:育児、教育等
その他_買い物・ゴミ出し(資源の補充、廃棄)、家計の切り盛り
様々なアンケート等を観てみると、妻から夫への家事に関してのニーズ(やってほしい事)のベスト3に必ず「掃除」が入っています。特に、
・トイレ掃除
・風呂掃除
・網戸等の高い所の掃除
が軒並みノミネートされてます。奥様が普段掃除している部分で補いきれない部分だと推測されます。
3.掃除を得意にする事のメリット
それでは掃除を得意にする事でのメリットとは何でしょうか。
1)仕事と連動している部分が多いので、取り組みやすい
家事の中でも料理や裁縫等の家事と違い、掃除は手っ取り早く取り組める作業です。特に日中の仕事でも「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」を意識して日常業務に取り組んでいる企業は多く、「できるビジネスパーソン」ほど職場環境の5Sをきっちりこなしている事だと思います。5Sを疎かにしていては査定にも響くし、ここを軽視しているビジネスパーソンは少ないと思います。ですので仕事中の行動や意識をそのまま家事に移しやすいと言えるでしょう。
2)結果がすぐに分かる(可視化)
料理や裁縫はある程度スキルが向上しないと、成果がなかなか見えてこないですよね。その点、掃除は片づけて、汚れを取り除き、不要なモノを捨てる、という工程を経て「清潔で、汚れがなく、整理整頓されていて、使いたい物がすぐに使える」状態になります。結果がすぐに出る(可視化)→達成感(気持ちイイ!)→継続(習慣化)、へのモチベーションに繋がります。また、住環境の向上が精神的な安定をもたらす効果があるとも言われてます。家庭円満に繋がりますよね。
掃除は結果がすぐに出て、継続しやすいのです。
3)妻からのニーズ
上記にも記載した通り、掃除は妻から夫へ「やってほしい家事」の上位項目です。国際的にみても、わが国の奥様への家事負担は相当ヤバイです。パートナーの負担を減らす事は家庭円満にも繋がるのです。でも家事苦手な夫がいきなり裁縫や料理はちょっと無理ですよね。掃除なら、少しの訓練でスキル向上が期待できるので取り組みやすい家事と言えます。
奥様が掃除してほしい場所は「トイレ」!
お家で掃除すべき場所は多々ありますが、今回はその中でも特に(妻からの)ニーズが高いトイレ掃除にスポットを当てたいと思います。
■用意するもの
・ビニール手袋
・マスク
・ブラシ
・トイレ用洗剤等
■方法(総括)
上から下に掃除する
1)天井
2)壁(クロス)
3)便器
4)床
の順で掃除します。トイレ掃除の詳細については参考記事を添付致します。
下記記事は、毎日継続して掃除をするためのノウハウが詰まってますので、是非ご活用願います。
大事なのは、日々継続して掃除する事、継続する為には時短を意識して掃除する事です。
食器洗いや洗濯、料理、掃除機かけなど、普段の家事の中で、つい後回しになりがちなのがトイレ掃除ですね。 自分は手が汚れてしまうからと後回しにして、結局やらず、「明日やればいいか」なんて思ってしまって、また次の日同じように後 …
また、掃除芸人の佐藤満春さんの「プロの掃除方法」も併せて掲載いたしますのでご参考になさってください。
日々の掃除と、月一回の大掃除に分けて実施すると継続性と出来栄えの両立が可能になると思います。
また、動画の中で紹介されたグッズを下記に案内します。
■トイレブラシ(やわらかいもの)
■激落ちクロス マイクロファイバー
大掃除第1日目、意外にはかどり満足。セスキとアルカリ電解水のスプレー、塗装面以外なら幅広く使えて手軽で便利。ウエットシートとセットでキッチンや洗濯機周りを拭いてまわった。トイレ掃除にも重宝。
LEC セスキの激落ちくん pic.twitter.com/6j1tKr7Mcp
— けろやま (@keroyama_) December 18, 2016
掃除の中でも最初に「トイレ掃除」から始めて、そこから掃除のエリアを広げていくと良いでしょう。
夫婦の家事分担で気を付けるべき点
夫の家事参加について、掃除を中心に記載しておりますが、注意すべき点がいくつかあります。
1)共通の基準
家事は、家庭内での作業で分担や共同で行います。ですので、お互いが共有すべき基準を設ける必要があります。
・過程(やり方)
・出来栄え(結果)
上記の2点については、必ず決めておいた方が良いでしょう。
どの場所を、どのように、どれくらいの時間をかけて掃除し、どの程度の出来映えならOKなのか共有していないと、「あなた、掃除してないじゃない!」「僕はちゃんとやったよ!」という不毛な争いの原因になります。かく言う私も未だに妻とこういったやりとりがたまにあります(恥ずかしい)。
家事苦手男子の夫の皆さんは奥様の基準に合わせた方が良いと思います。
2)可視化
家事分担や基準に関しては、口頭でのお約束ではなく、「可視化」できるように表にまとめて見える場所に貼り付けた方が良いでしょう。お互いが納得して生活する事が第一優先ですので、「可視化=見える化」をする事をお勧めします。
3)コミュニケーション
上記事項を円滑に進めるには日頃のコミュニケーションが一番大事です。仕事でもコミュニケーションは超重要という事は世のビジネスパーソンは誰でもわかっているはず。ですが、家庭内ではなぜか「言わなくても分かっているつもり」でいる事が多いのではないしょうか。家事をネタにしてコミュニケーションの円滑化を図るのも方法の一つにしても良いでしょう。
コミュニケーションが密になり、夫の家事参加が増える→奥様の負担減→コミュニケーションの時間が増える→家庭円満のスパイラルにする事が一番大事な事だと思います。
まとめ
■なぜ夫が掃除が得意になると良いのか?
1.家庭を取り巻く環境の変化
直近30年で既婚女性の就業人口は15%増加したが、女性の家事の負担は国際的にみても非常に高いまま
2.家事分担:夫への妻からのニーズ
掃除へのニーズが非常に高い。特にトイレ掃除、風呂掃除へのニーズが高い
3.掃除を得意にする事のメリット
1)仕事と連動している部分が多いので、取り組みやすい
2)結果がすぐに分かる(可視化)
3)妻からのニーズを満たす事が出来る
パートナーの負担を減らす事は家庭円満にも繋がる
■夫が掃除すべき場所はトイレ掃除!
・日々継続して掃除する
・プロ直伝の掃除方法
・便利グッズ
■夫婦の家事分担で気を付けるべき点
1)共通の基準
・過程(やり方)
・出来栄え(結果)を決める
2)可視化
3)コミュニケーション
コミュニケーションが密になり夫の家事参加が増える→奥様の負担減→コミュニケーションの時間が増える→家庭円満、のスパイラルにする事
掃除は家庭円満に繋がる第一歩。コミュニケーションを取りながら無理なく継続していくことが大事だと言えるでしょう。
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