すっかり季節は秋、そしてすぐに冬がやってきますね。もう衣替えの準備はお済みでしょうか。
そして、冬になると暖かい衣類や靴を身に着けたいし、重ね着ができるのでおしゃれの幅もぐっと広がります。そのなかでも、ムートンはふんわりと優しい触り心地で人気の素材です。特にブーツは暖かくてかわいいですよね。
しかしここで気になるのが、ムートンブーツのお手入れ方法。クリーニングに出してもいいのですが、費用もかさんでしまいます。
「もし、家で洗濯できるならしたいんだけど…」そう思う方も多いのではないでしょうか。私もそんな一人です。
そこで今回は、ムートンの汚れの落とし方、洗濯はできるのか、について調べていきたいと思います。
汚れの落とし方、2つの方法を試してみましょう
そうは言っても汚れを完全になくすことは不可能ですよね。雨や雪などでどうしても水が染みてしまいますし、泥水で汚れてしまうこともあります。
どうしても汚れが気になってしまったら、まずはブーツの洗濯表示をチェック。『リアルムートン』か『フェイクムートン』かでこの後の対処が変わりますので、必ず確認してください。
フェイクムートンの場合
フェイクムートンの場合は、手洗いができます。以下の方法で行いましょう。
- 洗面器などにぬるま湯を入れ、おしゃれ着洗剤を溶かします
- ムートンブーツを入れて、優しく振り洗いします
- ぬるま湯でしっかりと洗剤をすすぎます
- 日陰で乾かします
おしゃれ着洗剤は、『エマール』や『アクロン』などがありますが、好きなもので構いません。
手洗いする際のポイントは、『ぬるま湯を使うこと』と、『しっかりとすすぐこと』。
熱いお湯で行うとムートンの質感が変わってしまう原因に…。なので、必ずぬるま湯を使ってください。
そしてこれは言わずもがな、洗剤が残ることも素材にとっては好ましくありません。すすぎ残しがないように、念入りにすすぐようにしましょう。
ブーツを洗ったら、日頃のお手入れの際と同じように、必ず日陰に干してしっかりと乾燥させます。
これでたいていの汚れは落ちますし、費用は洗剤代程度で済みますので、コストパフォーマンスが高い方法です。
ふきだし
リアルムートンの場合
リアルムートンの場合は、残念ながら手洗いは不可なので、クリーニングに出しましょう。へたに手洗いしてしまうと、せっかくのリアルムートンのなめらかな質感が損なわれてしまいます。
ただし、リアルムートンは扱いが難しいと言われているため、クリーニングでも失敗した、という結果になる可能性は少なからずあります。
そこでクリーニングに出す際には、『そのお店のムートンのクリーニングの実績』、『ムートン専用のコースや料金が設定されているか』を確認するようにしましょう。
また、靴屋さんでクリーニングを行ってくれるところもあるようです。
たった1日の不注意により、つま先に
シミができてしまったUGGのムートン。
靴屋さんのブーツクリーニングで
とっても綺麗にしてもらった…🐈💕お金をかけてお気に入りのものを
プロにまた綺麗にしてもらうと
物を大切にする気持ちがより大きくなる!♡ pic.twitter.com/zyqnQvKId3— 白 (@012_shiro) April 14, 2020
靴屋さんであれば靴の扱いには他よりも長けているでしょうし、こういったサービスを検討してみてもいいですね。
実際の手洗いの動画も参考に
『洗濯王子』として有名な中村祐一さんが、人気のUGGのムートンブーツを手洗いする動画を公開されています。
洗った。
UGGムートンブーツの洗濯
→https://t.co/AJnqEYWiaT pic.twitter.com/jDjOjq1jDD— 中村祐一/洗濯家 (@sentaku_u1) April 3, 2020
さすがは洗濯のプロ、まるで新品同様と言えるほどにきれいになっています。
この動画では最後に洗濯機に入れていましたが、扱いに自信がない方は陰干しにした方が無難です。
定番のお手入れで汚れを防止する
そもそもムートンは他の素材に比べて3~5倍は汚れにくいと言われています。
その理由は、『エビキューテクル』という膜に覆われていること、そして繊維のなかに程よい湿気を含んでいるけれど、一方で表面が撥水性でほこりや水などをはじきやすいという特徴があること。
なので、基本的には日常的にお手入れをするだけでも長持ちする素材です。
- ブラシでブラッシング(毛と毛の間に付いた汚れを落とす)
- ブラッシング後、風通しのいい場所で陰干し(日が当たると色落ちするので注意)
- 防水スプレーを使用
この3つを日頃から行うだけで、ずっと長持ちするんです。では次に、使用する道具をご紹介します。
ブラシ(馬毛でできているもの)
出典:Amazon
ブラシについては、ムートン専用のものが結構なお値段で売られたりしていますが、馬毛のものであれば大丈夫です。
こちらはネットショップで800円程度で購入が可能。
なぜ馬毛がいいのかと言うと、たいていのムートンブーツの表面は起毛が短く加工されていて、ゴム製だと質感が変わったり、傷が付いてしまうからです。
なので価格は問いませんし、専用のものでなくてもいいのですが、素材が馬毛でできているものを選びましょう。
防水スプレー
出典:Amazon
すでにご家庭で使用しているものがあればそちらを使ってもOKですが、もしお気に入りのムートンブーツを少しでも長く履き続けたいのであれば、専用のものをおすすめします。
羊毛のしなやかさを維持するために作られたスプレーですので、形や触り心地を保ちやすくなるうえ、水をはじきやすくなるすぐれもの。
価格はネットショップで大体1,700円ほど。これでブーツを長く履けるのであれば、安い出費です。
おはようございます!
10月19日(火)東京浅草橋は小雨
冷たい雨が寒いです🥶
そろそろもこもこが履きたくなる頃🐏
今季初のムートンブーツは履く前に
トリートメントオイル入りの防水スプレー
コロニル ファッションブーツで準備!https://t.co/QC3HkfMPpv#企業公式が毎朝地元の天気を言い合う pic.twitter.com/QdcNt8xhct
— Collonilコロニル(日本公式) (@collonil_jp) October 19, 2021
公式のツイートにもあるように、シーズン前にスプレーをかけておくとさらに効果アップです。
これらのお手入れを続けるだけでも、ムートンブーツの汚れを防ぎやすくなります。
まとめ
今回は、ムートンブーツのお手入れ方法、そして洗濯についてご紹介しました。
- まずは日頃のお手入れが肝心。ブラッシング、陰干し、防水スプレーで行いましょう
- フェイクムートンの場合は手洗いできます。おしゃれ着洗剤をぬるま湯に溶かして、振り洗いしてください
- リアルムートンの場合、自宅での洗濯はNG。クリーニングに出しましょう
以上がまとめです。これでかわいくて暖かいムートンブーツを末永く履き続けることができます。
まずは日頃のお手入れをしっかりと行い、どうしてもだめな時には手洗い、クリーニングをしてみましょう。
おしゃれの基本は足元から。きれいなブーツを用意して、今年も暖かく冬を過ごしたいですね。
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