爬虫類ケージの掃除に洗剤は使える?人気のレオパの魅力と一緒に解説

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一時期、「爬虫類女子」というキーワードが流行っていた事があるぐらい、爬虫類を飼育する方が増えてきて、さらに最近は家で過ごす機会が多くなり、ペットブームが到来しましたね。

爬虫類は種類によっては鳴かず、飼育スペースをそこまで取らず、お世話の手間もかからないので、爬虫類をお迎えする方が多くなっています。

初心者でも飼いやすい代表的な爬虫類はヒョウモントカゲモドキ(英名:レオパードゲッコー)、略して「レオパ」を飼われている方は多いです。女優の新垣結衣さんも飼われていました。

自分自身、もうすぐ9歳半になるレオパの男の子と一緒に住んでいます。

大人しい性格で、お世話も給餌も週に1.2回、掃除も数か月に1回で済んだりと手間がかからず、気持ちに余裕をもって飼育が可能です。時々「もっとお世話させてくれ」と思ってしまうほどです。

時々の掃除の際、ケージや小物を洗ったり排泄物の跡や水垢などの汚れ落とす時、洗剤を使うか悩まれる方は多いのではないでしょうか。

今回は飼育者が多いレオパの魅力を紹介しながら自分の体験談も含めつつ、掃除方法や使用する洗剤をお話ししたいと思います。

 

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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の魅力

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まずは筆者の推しメン「レオパ」の魅力について語っていきますので

早く洗剤について教えてよ~って方は次の見出しに飛んでください→ケージ掃除は洗剤を使ってはいけない!?

 

ヘビやカメレオン、亀など色々な爬虫類がいますが、その中でレオパは爬虫類飼育初心者向きと言われています。

ヒョウモントカゲモドキ

和名:ヒョウモントカゲモドキ(英名:レオパードゲッコー)

体長:18~25㎝

体重:50ℊ前後

寿命:15~20年

適温度:28~35度

適湿度:60~70%

他の爬虫類に比べ、動きがゆっくりで攻撃性が少なく、大人しい子が多く人に馴れやすいです。

行性で鳴かないので、昼間は静かに寝ていることが多いです。

一番の魅力は表情の豊かさ!寝てても起きてても食べてても可愛いんです!

尾に栄養を貯める生き物なので給餌回数が少なくすみ、トイレも覚えます。

餌はコオロギやデュビアなど昆虫ですが、最近は人口フードも販売しているので、虫が苦手な人でも飼う事が可能になりました。

アダルトサイズになれば、一日のお世話はケージの温度チェック、水替え、時々ハンドリングと給餌ぐらいになってしまうので、少し寂しくなってしまうので、多頭飼いされている方が多いです。

もちろん、生後が幼かったりお迎えしたばかりだと体調が崩しやすかったり、食欲にムラがある事が多く注意は必要です。

「トカゲ」じゃなくて「ヤモリ」の仲間!

レオパの魅力は初心者でも飼いやすいこと以外にも、まだまだ魅力があります。

 

カラーが豊富!

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20年前頃から色々なカラーのレオパが生み出されました。そこも人気の一つです。

繁殖もしやすいので、一般で飼育されている方でも繁殖でき、カラー遺伝子の基礎知識を身に着ければ、自分の好きなカラーを生み出すこともでき、もしかしたら新種のカラーを発見できるかもしれません。

現在も品種改良が進んでいて、今でも色々なカラーが生み出され、その数は150以上と言われています。

我が子はエクリプスです。「エクリプス(月食)」は目の特徴が遺伝していることを言います。両目とも虹彩の前半分が黒く染まっています。寄り目くんです(笑)

 

ケージレイアウトが自由自在!

コンパクトなケージで飼育が可能ではありますが、レオパは悪戯が少ないので、「適温湿度を保てる」「脱走させない」「誤飲させない」ことを考慮すれば、自分の好きなケージレイアウトで飼育が可能です。

さまざまな飼い主さんたちのレイアウトがありますよね。

爬虫類用品以外に、ペット用品を使用したり100均用品でレイアウトしている方もいます。

我が家はハムスターケージ「ルーミィ」にペットシーツを敷いて、シェルターなど置いています。掃除しやすさ重視です(笑)

1~2カ月に1回掃除十分

ケージや小物全て洗う掃除は1~2カ月に1回で十分です。

爬虫類は環境変化に敏感な生き物なので、こまめな大掃除は逆にストレスを与えてしまいます。

毎日の掃除としては、壁に付着した汚れをとったり、排泄物があればとることです。

床材に砂などを使っている方は、レオパが排泄したときに砂に少し浸み込んでしまうので床材を多めに取りましょう。

一番シェルターがカビやすいので要注意です。

シェルターのカビって放置しちゃうと落ちにくくなるんですよね…。時々、タワシで擦って天日干しさせてます!

色々なグッズでレイアウトが出来るのは楽しいですが、掃除が月1~2カ月に1回だと衛生面が心配になりますよね。

毎日の掃除でグッズは少しずつ洗えるとしても、小さない生き物が使うグッズは何で洗えばいいか心配になります。

月1回だからつい忘れちゃって、「前っていつ掃除した?」ってなるときも…ごめんなさい…!

 

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ケージ掃除は洗剤を使ってはいけない!?

はっきり言うと、レオパを中心とした爬虫類たちに「洗剤を使用する」ということは勧められていません。

実際に掃除を行う時に、一般で飼っている方、専門店で飼育管理をしている方でも水洗いのみの方は多いです。

ペット用品の各メーカーの商品使用の説明書欄には「水洗い」が推奨されていました。

万が一、使用しておうちの子に何かあったらと不安で使用できない方もいれば、実際に洗剤を問題なく使っている方もいます。

近年、爬虫類専用洗剤は発売はされています。

 

爬虫類専用クリーナー

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ジェックス オーナメントクリーナー

成分:バチルス菌、非イオン界面活性剤

餌皿や水皿についた食べ残しや、水のぬめり、糞などの汚れに吹き付けて水で洗い流します。

バクテリア(バチルス菌)で有機物による汚れを落とし消臭もしてくれます。

 

爬虫類専用で発売されているお掃除グッズのほとんどが、天然由来の原料を使用しています。

専用洗剤を使用することが一番手っ取り早いのですが、なかなか難しい事でもあります。

 

ペットショップに専用洗剤がない

1.販売店によって爬虫類商品が少ない、置いていない

ペットブームで飼育者が増えてきていると言っても、まだまだペットショップの大きさによって爬虫類商品が少ないのが現実です。

むしろ爬虫類商品が全く置いてない店舗のほうが多いかもしれません。

爬虫類専門店も地域によって遠い方もいると思います。

 

2.通販の送料問題

だいたい3000~5000円以上注文しないと送料無料にならないことが多いです。

単品で頼むと送料がかかってしまい、価格によっては送料のほうが高くなってしまいます。

掃除の回数が少なく済んで、レオパであればアダルトサイズになると給餌回数も減少するので、毎月通販で購入することはありません。

 

3.使い切れない

多頭飼育されている方も多いとは思います。

レオパ1、2匹ぐらいだと、洗剤以外に人口フードやサプリなど、一回に使用する量が少なく、長期で使っていて中身の成分効果が心配になり、使い切らず新しい商品を購入したという方もいると思います。

自分自身、転勤族だった時は転勤先によって専門店がないのでかなり苦労しました…。通販で頼んでもいいのですが、一匹だけなのでそこまで用品商品がなく送料代を考え頼み辛かったんですよね。あと、できたら自分の手に取って見てから商品を購入したかった、新鮮な生餌を購入したかった事もあり、お店は探すようにしていました。

ペットブーム到来しているのなら、より専門店もぜひ増やしてほしいですね。

このような理由もあって、なかなか専用洗剤が浸透しにくいのかもれしれません。

 

専用洗剤は爬虫類含め人や動物に害のない低刺激で天然由来成分を使用しています。

「低刺激」「天然成分由来」洗剤を使用して、洗った後はしっかりすすいで拭くことで、爬虫類たちに負担がかからないと思いました。

できたら天日干しまでしといたほうが安心です。

我が家は洗剤を使ってお掃除はしている派です。「ヤシノミ洗剤」を使っています。植物性無添加洗剤なので自分の肌にも優しいです。使用後はしっかりすすいで拭いています。

家にある洗剤を探す前に爬虫類に使用していけない物を確認していきましょう。

 

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爬虫類にNG!!!

人のように話すことはできないので言葉では教えてくれません。

絶対に近づけてはいけない、使用に気を付けたい物を確認して、危険を回避しましょう。

 

殺虫剤

爬虫類、両生類、魚類は殺虫剤に含まれるピレスロイドは猛毒です。

ピレスロイド系は神経に作用して、痙攣や麻痺を起こしてしまいます。

蚊取り線香にも含まれているので、蚊取り線香は使わないほうがいいでしょう。

商品の成分表は必ず見るようにしましょう。

飼っている爬虫類が突然死してしまった方がいて、違う階でバルサンを焚いていたことが原因だったというお話も聞いたことがあります…(泣)

 

アロマなどの香料

アロマなどの香料も避けましょう。

アロマ全てに影響があるわけではありませんが、爬虫類のなかには嗅覚が鋭い生き物がいるので、匂いがキツイとストレスになりやすいです。

代謝が悪い生き物なので中毒にもなりやすいと言われています。

 

マニキュアや除光液などの有機溶剤

人でもマニキュアや除光液、塗料などの匂いを嗅ぐと気分が悪くなる事がありますよね。

臭いも気を付けたほうがいいですが、有機溶剤によく含まれる成分アセトン、トルエン、酢酸エチル、酢酸ブチルは中毒を起こしやすいです。

犬猫でも体調を崩してしまう場合もあるので、より小さく繊細な爬虫類は注意しましょう。

アロマやマニキュアは日常的に使用される方もいると思います。絶対にNGというわけではないのですが、ストレスを与えないように飼っている子がいるケージに直接匂いが当たってしまう事を避けて使用しましょう。

 

たばこ

たばこも強い臭いを放ちます。

こちらは臭いもありますが、一番の問題は副流煙です。

人も動物も肺を持つ生き物であれば、副流煙の影響は問題となっています。

アロマやたばこ、マニキュアは人でもニオイが気になる時があると思います。自分たちが気になるとなると、体が小さく鼻が利く爬虫類はもっとニオイに敏感ということなんです。

殺虫剤以外は、空気清浄機や換気をしながら使用は可能なので、できるだけ飼っている爬虫類から離れることを意識して使用しましょう。

 

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洗剤を使う事による効果

出典:https://www.kyorin-net.co.jp/

ケージ内は28~35度と温かめで湿度もあるので、雑菌が湧きやすいのは事実です。

それを水洗いだけで落として清潔にするのは難しい時はあります。

季節の天候の影響で室内の温湿度の変化で湧くカビや、飼い主の体調不良や仕事などで、普段行っている掃除回数が減ってしまいうことにより汚れの蓄積してまう事もありますよね。

マンションや戸建てなど住まいの種類によって温湿度の保ち方が違います。我が家は梅雨の時期のシェルターのカビが生える速さがとにかく早い…!そして梅雨だからシェルターが干せない…!

いつもより掃除の感覚が空いてしまった時や汚れ具合によって洗剤で洗って、汚れをリセットすることで、今後の汚れや菌の増殖を防げます。

なにより清潔に保つことにより、レオパの健康を保つことができます。

 

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まとめ

出典:https://www.gex-fp.co.jp/

レオパの魅力
・見た目も可愛くカラーが150以上と豊富
・攻撃性が少なく鳴かない、動きがゆっくりで懐きやすいので初心者向き
・夜行性で昼間は寝ていて静か
・尾に栄養を貯めるから給仕回数が少ない
・昆虫食ですが人口フードが多くあるので虫が苦手な人でも飼いやすい
・ケージまるごとの掃除頻度は1、2カ月に1回程度で十分
・悪戯がほとんどないのでケージのレイアウトが楽しめる
洗剤について
・基本的には水洗いが推奨
・洗剤を使用している人もいれば使用していない人もいる
・洗剤を使用するなら、「低刺激」「天然成分由来」「匂いが少ない」洗剤を使用する
・洗剤を使う事で水洗いでは落ちにくい蓄積された汚れやカビを落とし、今後の汚れやカビをつきにくくする
・爬虫類にとって殺虫剤に含まれたピレスロイドは猛毒、絶対NG
・アロマとマニキュアなどの有機溶剤は匂いが強く、中毒症状が出る場合もあり、近くでの使用は避ける
・洗剤で洗ったら洗ったグッズはしっかり水ですすぎ流して、水分を拭きとる。できたら天日干しまですると安心

余談ですが、レオパブラックナイト、ニシアフリカトカゲモドキ、オバケトカゲモドキをいつか飼うのが夢です(笑)

 

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