掃除機の排気にはほこりやダニなどのハウスダストが含まれているってホント!?

掃除機はその名の通り掃除をするのに欠かせない家電製品です。

お部屋のゴミはもちろん、ほこりやダニなどのハウスダストも吸い込み、きれいにしてくれます。

ハウスダストとは、ほこりやダニなどの人体にアレルギーをもたらす原因になるもので、皮膚炎や鼻炎、結膜炎、喘息などを引き起こす恐れがあるものです。

しかしこのハウスダストをきれいにしてくれる掃除機の排気は、本当にきれいなのでしょうか。

あなたの大切な家族をハウスダストから守るために出来ることはあるのか、徹底調査しました。

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掃除機がまき散らす埃やダニ

掃除機は埃やダニを吸い込むだけでなく、まき散らすことがあります。

それは掃除機の排気です。

埃やダニなどのハウスダストは非常に細かい粒子です。

掃除機に吸い込まれることにより、衝突を繰り返し、さらに細かい粒子となります。

掃除機の排気口にもフィルターはあるのですが、ハウスダストのさらに細かい粒子はそれを通り抜けてしまうのです。

そして排気と共に部屋の空気中へと飛び出してしまうのです。

もし掃除機を使っていて皮膚の痒みを感じたり、鼻水やくしゃみ、目の痒みや咳などの症状がでるのであれば、掃除機の排気からでるハウスダストが原因の可能性があります。

 

掃除機にはフィルターがあると安心してたけど、通りぬけるんだね。

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掃除機の排気から出るハウスダスト対策

掃除機からはどうしても排気がでます。

では掃除機の排気対策をして健康を守る方法を紹介します。

 

掃除機の排気を外に出す

掃除機の排気口を窓際へ配置し、排気を外に出せばハウスダストを外に逃がせます。

掃除機の移動が制限され、掃除の範囲が狭くなりますが、確実な方法です。

掃除機によっては、排気口に排気用ホースを接続できるものもあります。

 

雑巾掛けをする

少し手間ですが、掃除機をかける前に雑巾がけをしておくと、かなりのハウスダストをまき散らさずにすみます。

固くしぼった雑巾で隅々まで雑巾掛けをすることをおすすめします。

 

洗濯をこまめにする

シーツやマットなどダニが繁殖しやすいものは、こまめに掃除機をかけるのが望ましいのですが、洗濯もこまめにしてダニの繁殖自体を抑える方をおすすめします。

掃除機が吸い込むダニの量が減り、排気から出るハウスダスト(ダニの糞や屍骸)も減ります。

 

換気をする

掃除機を使っている最中や、後には換気をして室内の蔓延したハウスダストを外に出せば効果的です。

ただし、外の空気がきれいでないときは控えましょう。

掃除機をかけた後は換気をするのを心がけましょう。

 

 

掃除機をかけた後って埃っぽいよね。ハウスダストだったんだ。

 

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排気を抑える掃除機とは

掃除機と一言に言っても色々な種類の掃除機があります。

掃除機の種類、機種によって排気も変わってきます。

少しでも排気のきれいな掃除機が理想ですよね。

そこで排気に注目した掃除機の選び方を紹介します。

フィルター性能で選ぶ

排気の奇麗さを重視するならフィルターはとても大切です。

ゴミやハウスダストをたくさん吸い取っても、フィルターの性能が悪ければそのまま外へ吐き出すことになります。

おすすめは「HEPAフィルター搭載」の掃除機です。

「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」とjisで認定されているフィルターの種類です。

もっと奇麗な排気を求めるならより高性能な「ULPAフィルター」というものもあります。

しかし、ULPAフィルターはHEPAフィルターより強度が劣るというデメリットもあります。

 

お手入れ方法で選ぶ

掃除機をキレイに保つことは重要です。

紙パック式とサイクロン式の掃除機がありますが、お手入れ方法が異なります。

 

サイクロン式はゴミがたまったらダストボックスを外し、中身を捨てるタイプの掃除機です。

ゴミはこまめに捨てましょう。つまりによる排気の汚れや、臭いを防ぐためにもこまめにダストボックスのお手入れが必要です。

ダストボックスが細かく簡単に分解でき、お手入れしやすい機種がおすすめです。

隅々までキレイにお手入れが出来れば安心して使えますよね。

 

紙パック式は、パックの中のゴミがいっぱいになれば、紙パックごと捨てるタイプの掃除機です。

紙パックがいっぱいになったまま使うと、吸引力の低下や故障の原因になりますのでこまめに捨てましょう。

紙パックにふたがついていて、ほこりが舞い上がりにくいタイプのものがおすすめです。

また、振動をおこして紙パック内のほこりを自動で振り落とせるものもあるようです。

紙パック自体がフィルターの役目もはたしてくれるのでいいものを選べば、排気清浄作用を高くできます。

最新機能がついている掃除機

最新式の掃除機には、よりきれいな空間にするための機能が付いたものがあります。

防臭、抗菌機能や排気フィルターには5層のものを使ったりキレイな排気に特化したものがありますが、その分高価です。

 

最近の掃除機は排気のことも考えているんだね

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ハウスダスト対策が大切な理由

ハウスダストとは、家の中のチリや埃の中でも1ミリ以下の目に見えにくいものを指します。

そのチリや埃の中には、ダニの死骸や糞のほかにカビや細菌、花粉、人間から落ちた皮膚やフケ、ペットの毛も含まれます。

ハウスダストは非常に小さいため、空気中に舞い上がりやすく、吸い込むと様々な症状を引き起こすことがあります。

ハウスダストによる症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目の痒みや痛み、皮膚の炎症や痒み、肌の乾燥、喘息や咳などです。

それだけでなく、病気の原因になることもあります。

ハウスダストが引き起こす疾患
  • アレルギー性鼻炎:くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状があります。風邪と間違うこともあり注意が必要です。
  • アレルギー性結膜炎:目の痒みや違和感、涙目、痛みなどがあります。
  • アトピー性皮膚炎:ハウスダストによって皮膚が刺激されるとアレルギー症状を引き起こし、湿疹や痒みが出現します。
  • 気管支喘息:空気の通り道である気管支に慢性の炎症がおこる病気です。

人間が生活している限り、どうしても発生してしまうハウスダストですが、しっかり対策して少しでも症状が出ないようにすることが大切です。

 

ハウスダスト対策は大事なんだね。掃除機の排気にも気を配ろう

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まとめ

  • 掃除機はゴミやハウスダストをキレイにすると同時にまき散らしている
  • 掃除機の排気の中のハウスダスト対策は排気を外に出す、換気する
  • 掃除機をかける前に雑巾がけをしたり、こまめにマットなどを選択したり、掃除機に吸わせるハウスダストを減らす
  • 排気の中のハウスダストを減らす掃除機を選ぶ
  • ハウスダスト対策は自分や家族の体を守るために大切である

掃除機で掃除しているつもりが、ハウスダストをまき散らしていたなんて驚きですよね。

私も今日から掃除機の後には換気します。

しっかり対策して上手に掃除をしましょう。

次に掃除機を買い替えるときには、ちゃんと排気のことも考えるよ

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