最近は､重曹やクエン酸などのエコ洗剤をお掃除に取り入れる人が増えています。
アロマオイル(精油)もそのうちのひとつ。
面倒なお掃除も､手作りの洗剤に好きな香りをプラスすればグンと楽しくなります。
お掃除にアロマがオススメな理由
植物から得られるアロマオイルには抗菌や防カビ､消臭パワーに優れているものがたくさんあります。毎日のお掃除にも大活躍です。
安心､安全のアロマ洗剤でリフレッシュしながら楽しいお掃除時間とナチュラルな香りに包まれて､家中がすっきりするなんて一石二鳥です。
お掃除におすすめアロマ!特徴と効果
アロマオイルは種類が豊富で､どれを選んで良いか迷ってしまうかもしれませんが､お掃除の用途と､ご自身の好みの香りを選んで取り入れるといいと思います。
そこで手作り洗剤にピッタリな基本のアロマオイル10種類を簡単に紹介します。
1.ペパーミントオイル
- ペパーミントはシソ科の植物です。
- 清涼感のある香りで､抗菌､消臭効果が高いです。
- 虫が嫌う香りなので､虫除けの効果が期待できます。
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2.レモンオイル
- レモンはミカン科の果物です。
- 柑橘系に多く含まれてる｢リモネン｣の効果で油汚れが落ちやすくなります。
- 光があたると毒性が強くなる特徴(光毒性)があるので､必ず遮光ボトルを使用して下さい。
3.ライムオイル
- ライムはミカン科の果物です。
- ほのかにビターで､フルーティーな甘いシトラス系の香りです。
- ｢リモネン｣が多く含まれてるので､油汚れをよく落とします。
4.ベルガモットオイル
- ベルガモットはミカン科の果物です。
- グリーン調とフローラル調をほのかに感じる柑橘系の香りです。
- レモンより穏やかなフローラル系の香りがお好きな方はこちらがおすすめです。
- 光毒性が高いため､遮光ボトルを使用して下さい。
5.オレンジスイートオイル
- オレンジスイートはミカン科の植物です。
- レモンやベルガモットと比べると甘く優しい香りです。
- 他のオイルと組み合わせて香りをやわらげる効果もあります。
- 光毒性はないので普通のボトルで大丈夫です。
6.ラベンダーオイル
- ラベンダーはシソ科の植物です。
- リラックス効果があります。
- 枕に1滴たらせば安眠効果が得られます。
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7.ティートゥリーオイル
- ティートゥリーはフトモモ科の植物です。
- 苦味と甘さが混ざったウッディーな香りが特徴です。
- 香りは比較的強めなので､ベルガモットやペパーミントと組み合わせて調整するのがおすすめです。
- 消臭､雑菌効果が高いです。
8.ローズマリーオイル
- ローズマリーはシソ科の植物です。
- 強いハーブ系の香りです。
- シャープな香りは好き嫌いが分かれますが､頭がスッキリします。
- 抗菌作用が高いです。
9.レモングラスオイル
- レモングラスはイネ科の植物です。
- シトラス調に草や土の香りを思わせるエキゾチックな香りが特徴です。
- 防虫効果があります。
10.サンダルウッドオイル
- サンダルウッドはビャクダン科の植物です。
- ビャクダンの香りは日本でもお香などで親しまれています。
- スパイシーでウッディーな深みのある香りが特徴です。
- 防虫効果があります。
アロマで手作り洗剤レシピと使用方法
次に上記の10種類のアロマオイルの効果と特徴を最大限にいかせるアロマ洗剤のレシピと使用方法を5種類紹介します。
1.拭き掃除
使用方法
- バケツの水にアロマオイルを3滴前後たらす。
- その水に雑巾をひたし､水気を絞って拭き掃除をする。
- 面倒な場合は､雑巾に直接アロマオイルを1~2滴たらすだけでもOK。
使用場所とおすすのアロマ
- フローリング､壁:ローズマリー
2.除菌スプレー
レシピ
- スプレー容器に無水エタノール(薬局で手に入ります)を5ml入れます。
- アロマオイル10滴を加えて軽く振って混ぜます。
- 水45mlを加え､キャップをしてさらによく振って混ぜたら完成です。
使用方法
- リビングや寝室の空気清浄の時は､部屋全体に吹きかけて下さい。
- 浴室や下駄箱のカビ予防などお掃除の最後の仕上げとして､スプレーして雑巾で拭き取って下さい。
- ぬいぐるみなど洗剤を使いたくない布製品の場合は直接吹きかけて､乾かして下さい。
使用場所とおすすめのアロマ
- リビング､寝室:ラベンダー
- 玄関:レモングラス､サンダルウッド
- 浴室､洗面所:ティートゥリー
- おもちゃや小物:ラベンダー
3.重曹クリーナー
レシピ
- ジャム瓶など綺麗な容器に重曹200gを加えます。
- アロマオイルを20滴たらします。
- 蓋をしめてよく振って混ぜたら完成です。
使用方法
- カーペットや布製のソファーの掃除には､重曹を振りかけて掃除機で吸い取れば臭い取りになります。
- シンクや浴槽には振りかけてからスポンジでこすって､水で洗い流して下さい。
使用場所とおすすめのアロマ
- カーペット､布製のソファー:ペパーミント､ティートゥリー
- 排水溝､シンク､浴槽:ティートゥリー
4.クエン酸スプレー
レシピ
- スプレー容器に水50mlとクエン酸小さじ1/2(汚れに合わせて微調整)を入れます。
- アロマオイル10~20滴を加えます。
- キャップをつけてよく振り､クエン酸が溶けたら完成です。
使用方法
蛇口や鏡など頑固な汚れにはクエン酸水をスプレーしてラップを張り付け､1時間ほど放置して洗い流して下さい。
使用場所とおすすめのアロマ
- 水道の蛇口まわり:ティートゥリー
- トイレ:ペパーミント､ベルガモット
- お風呂の鏡や洗面器:ティートゥリー
- キッチン:ペパーミントペパーミント､レモン､ライム､ベルガモット､オレンジスイート
5.セスキ炭酸スプレー
レシピ
- スプレー容器に水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れます。
- アロマオイル20滴前後加えます。
- キャップをつけてよく振り､セスキ炭酸ソーダが溶けたら完成です。
使用方法
- コンロの油汚れやドアノブ､スイッチなどについた手あかの黒ずみ汚れにスプレーを吹きかけて､雑巾で綺麗に拭き取って下さい。
使用場所とおすすめのアロマ
- キッチン(コンロ､換気扇､レンジ):ペパーミントペパーミント､レモン､ライム､ベルガモット､オレンジスイート
- リビング:ラベンダー
- 玄関:レモングラス､サンダルウッド
- 窓ガラス､網戸:レモングラス
- ゴミ箱:ペパーミント､レモングラス､サンダルウッド
アロマ洗剤の注意点
- アロマ洗剤を作る時に使用するアロマは､植物から抽出した天然成分100%の精油にしましょう。
-
アロマオイルには刺激の強い商品もあるのです。なので､ペットを飼われている方や妊娠中の方､幼児がいらっしゃるご家庭ではご使用を避けるか､専門店にご相談してからご使用ください。
- アロマ洗剤は使用する材質(大理石など)によっては変色する可能性があるため､大切なものや初めて使うものには､事前に目立たない部分で変色などの確認を行うようにしましょう。
- お掃除にアロマスプレーを使う場合､水とアロマオイルは混ざらないため使用前によく振ってから使いましょう。
- アロマオイルはプラスチックを溶かしてしまうこともあるため､ガラス製の容器もしくはアルコール対応のプラスチック容器がおすすめです。
- 手作りのアロマ洗剤は冷暗所に保管し､2週間~1か月で早めに使い切るようにしましょう。
まとめ
- アロマオイルを使う事でメリットが沢山ありますが､注意しなければならない事もあります。
- 種類豊富なアロマオイルから代表的な10種類の紹介です。
- アロマ洗剤のレシピと使用方法､場所､それにあったアロマオイルをまとめました。
- アロマ洗剤を作る時と使用する際の注意しなければならない事、保存方法、と細かい事が沢山ありますが大事な事です。
アロマオイル(精油)の抗菌､消毒作用は気になる臭いやバイ菌にも大活躍です。毎日のお掃除や､年末年始の大掃除にぜひ参考にしてください。
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