毎日掃除をしていてもどこからともなくわいてくるほこり。
入念に掃除したはずなのに、次の日にはまたちょっとしたところにひょっこり現れていて愕然とする日々。
何回も続くと嫌になって掃除すること自体に嫌気が差してきますよね。
しかし、掃除をせず放置していると「アレルギー」や「喘息」の原因になることもあります。
掃除を少し怠ってしまっただけでそれらの病気が悪化してしまうなんて悲しいですよね。
そんな負の連鎖に陥らないために、「毎日簡単に続けられるほこり掃除」のやり方をマスターしてみませんか。
新しくアイテムを買い足さなくても、家にあるモノで簡単に掃除を始められます。
今回は、「ほこりの正体」や「ほこりを効率的に掃除する方法」、「発生を防ぐための簡単なポイント」についてご紹介したいと思います。
ほこりの正体は○○!
部屋の隅や、テレビの周りなどにいつの間にか発生しているほこり。
このほこりはどこから発生していて、どんな病気の原因になるのでしょうか。
ほこりの生まれる原因
ほこりを構成するのは、衣服などからでる「繊維のクズ」と「その他の要因」です。
繊維のクズを核にして、以下の「その他の要因」と混ざり合って「ほこり」ができています。
「その他の要因」とは主に以下の3種類に分類されます。
- 土
- 皮膚のかけら、ふけ、あか
- ダニ、カビ、菌、ウイルス
そして、ほこりは「静電気の力」で主に壁に集まっています。
壁に小さいほこりがつき、静電気の力でほこりが集まり肥大していきます。
そのほこりが一定の大きさまで成長すると床に落ちます。
こうして掃除しても延々と出てくるほこりが生成されていたのです。
ほこりはアレルギーや喘息のなどの病気の原因に!
ほこりの中でも、「1mm以下」のサイズのほこりは「ハウスダスト」と言いアレルギーや喘息の原因になります。
そして、ほこりが湿度の高い状況に置かれると「ダニのエサや死骸」、「花粉」などのアレルギー物質がつきやすい状態になってしまいます。
そのようなほこりを知らずに吸い込むと、アレルギーによる鼻炎や喘息を誘発してしまいます。
放置したほこりが火災の火種に!
壁や床などのほこりは忘れずに掃除していても、「電源プラグとコンセントの間」に溜まったほこりを放置していませんか。
そこに溜まったほこりが空気中の湿気を吸い、漏電や発火につながる事故を起こす危険性があります。
最悪の事態に発展せずとも、コンセントの周りが焦げたりすることもあります。
そしてコンセントや電源プラグの掃除には、「軍手」をはめてほこりのついている部分を指先を使って掃除する方法などがあります。
軍手掃除は、撫でるだけでほこりが綺麗になるので、「照明の傘」や「手すり」の掃除にも使えます。
そして普段抜き差ししないプラグは、ほこりがかぶりやすいのでスマホの「リマインダー機能」などを使って定期的にチェックすることをおススメします。
効率的に掃除するコツ【2つ】
ほこり掃除は、がむしゃらにやるよりも少しのポイントを押さえて効率的にする方が時間の節約にもなってオトクです。
この章では、知っておくと掃除がラクになるかもしれない情報をご紹介します。
上から下に掃除する
皆さんも一度は、「気になる所から掃除を始めたけど、どんどんほこりが出てきて掃除を切り上げるタイミングを失った」という経験はありませんか。
実は、床に落ちているほこりは壁や背の高い家具から落ちてきたものが多いです。
なので、上にあるほこりから取り除いていくというのがほこりを最小限に抑えて掃除するコツです。
そのため効率を重視したいなら、下から上に向かう掃除は避けた方が良いです。
拭き掃除は一方向で
ほこり掃除の一環で拭き掃除をする際、一方向で拭いていくのがおススメです。
なぜなら、円を描いたりする方法だと、拭きあがりにムラができてしまうからです。
一方向以外にも、広い面を拭くなら「S字に拭く」というのもおススメです。
除電ぞうきんで簡単ほこり掃除!
ほこりは「壁」からやってきます。
そのため、いくら床のほこりを取っても根本を対策しなければほこりとのいたちごっこです。
そんな根本からの対策に一役買ってくれるのが、「除電ぞうきん」です。
「除電ぞうきん」は気になる場所を拭くだけで、簡単にほこりを取り除くことができます。
以下、実際に使われた方の感想です。
★今日は「ためしてガッテン」で特集してた静電気防止の柔軟剤ぞうきんを作って、壁や床を掃除してみました。乾いたぞうきんなのにほこりが良く取れていい気分。ちょっと気分が上がりました~🎶⤴️💞
— yuushun haha (@Wf4Hahaha_) November 4, 2017
柔軟剤をぞうきんにしませて家具拭いたりするとホコリよけになるし良い匂いするのでやってみてほしい
— ちゃちい (@chatii0079) March 28, 2021
この章では、そんな一石二鳥な除電ぞうきんを作り、掃除する方法をご紹介します。
【浸すか洗濯するだけ!】除電ぞうきんの作り方
【用意するもの】
- 柔軟剤 30~50ml
- 水 1L
- ぞうきん
【作り方】
- 柔軟剤を水で薄める。
- ぞうきんを浸す。
- ぞうきんをしっかり乾かす。
上記のやり方より簡単な方法は、「ぞうきんを柔軟剤を入れて洗濯して乾かす」です。
この方法なら簡単に除電ぞうきんを作れるので、面倒で続かないという事にもなりにくくおススメです。
そして、「ぞうきんを乾かす」といいう工程は必ず行ってください。
濡れたままのぞうきんで壁を拭くと、拭いたところに水分がつきほこりを吸い寄せてしまいます。
除電ぞうきんを使ってお掃除!
除電ぞうきんを作ったら、実際に掃除をしてみましょう。
- 乾いた「除電ぞうきん」を用意する
- 除電ぞうきんで壁などのほこりが気になる場所をS字を描くように拭く
その際の注意点は以下の通りです。
- ぞうきんは乾いた状態のまま使う
- 拭くときは力を入れず、静電気を取るイメージで軽く拭く
- 頻度は月1回ほど(壁、床、棚などを拭く)
ほこり掃除に役立つ便利グッズをご紹介
家の中には、壁掃除以外にもほこりが多くて掃除しにくい場所がたくさんあります。そこで、身近に手に入るモノで掃除をラクにしてくれるアイテムをご紹介します。
【玄関編】新聞紙
気が付くと四隅にほこりやゴミが溜まっている玄関は、「濡れた新聞紙」を使うことでラクに掃除ができます。
軽く濡らした新聞紙をちぎり玄関に撒いて、掃き掃除をします。
そうすることで、砂埃やほこりが舞うのを防ぎ効率的に掃除できます。
【窓のサッシ編】木工用ボンド
窓のサッシは汚れやすい上に掃除しにくい、家の中でも問題児です。
そんな悩みも、「木工用ボンド」を使うことでストレスフリーになれてしまいます。
【用意するもの】
- 木工用ボンド
【やり方】
- 汚れたサッシの隅に木工用ボンドを厚めにつけてボンドが乾くのを待つ。
- 乾いたボンドを慎重にはがす。
木工用ボンドを剥がすのに失敗しても、水溶性なので水に濡らせば簡単に取ることができます。
まとめ
- ほこりは「繊維のクズ」などが絡まりあったモノ。
- ほこり掃除は「上から下」が良い。
- 柔軟剤と水で作った液に浸して乾かすだけで除電ぞうきんを作れる。
- 新聞紙や木工用ボンドを使えば玄関掃除やサッシ掃除が簡単に。
今回は、やりだすと止まらないほこり掃除をラクに終わらせる掃除をご紹介しました。
ご紹介した掃除方法は月1回ほどの頻度を目安にするものばかりなので、気が向いたらこの記事を読み返して実践していただければ幸いです。
みなさんの掃除のハードルが下がるお手伝いができていたらうれしいです。
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