“妊娠中のカフェインは、できるだけ控えるように”と、よく聞きますよね。
ですが、実際どれくらい控えたらいいのか?一日に摂取してもいい量は?紅茶やお茶なら大丈夫って本当?等、気になることが多いです…。
妊娠中の、お母さんの気になる疑問お答えします!
妊婦さんがカフェインを一日に摂取してもいい量ってどのくらい?
このような言葉を、耳にした事はありませんか?
「妊婦さんは、カフェインを摂取する事は禁止されている」と。
そう思われがちです。
しかし実は、摂取する量を気にしていれば、取っても問題ないんです!
その量とは…
・200mg〜300mg
数字を並べられたところで、実際どれくらいなのかわかりませんよね。
わかりやすく言うと、コーヒーであればマグカップ三〜四杯です!
率直に「意外と、摂取してもいいんだな〜」と、思いました!!
ですが、コーヒー好きの方でしたら、ちょっぴり少なく感じるかもしれませんね…。
でも、なぜ妊婦さんはカフェインの摂取量を、制限されてしまうのでしょうか。
「飲み物くらい勝手に飲ませろ!」「そんな事くらい、自由にさせてくれ!」そう思ってしまいますよね。私も、同感です(笑)
ですがそこには、決して無視してはいけない“深い理由”があるのです…。
妊娠中のカフェインが良くない理由は?
「妊娠さんが、なぜカフェインの摂取を制限されるのか?」
それには、深い理由がありました…。
- 流産の可能性がある!?
- 発育不良の可能性がある!?
・流産の可能性がある!?
驚きの見出しですよね。私も、ビックリしました…。
一日のカフェイン摂取量が、150mg未満の妊婦さんと300mg以上の妊婦さんでは、大きな違いがあるんです。
なんと流産の可能性が…「二倍になる」といわれています!
また、コーヒーを一日八杯以上飲むと「死産のリスクを高める」といった報告もあるそうなので、カフェインの過剰な摂取は控えた方が良さそうです。
元気な赤ちゃんを産んでいただきたいので、大好きなコーヒーでも少しの間は我慢ですね…。
・発育不良の可能性がある!?
カフェインの過剰摂取をすることにより、胎盤の中に流れている血の速度を、低下させる可能性があるそうです。
そのため、赤ちゃんの発育不良に繋がる事も。とても怖いですよね…!
結果、低出生体重児として産まれ、将来の発育や健康に影響を及ぼす場合もあるので、カフェインが妊婦さんの身体にあまり良くないと言えます。
また、赤ちゃんへ及ぼす影響だけではなく、妊娠中にカフェインの過剰摂取をしてしまうと、妊婦さんは不眠症になったり激しい頭痛に襲われたり、貧血を引き起こすなどの妊婦さんにとっても影響が大きいのです。
もし、妊娠前に日常的にコーヒーを飲んでいた妊婦さんは「食後に一杯だけ飲む」というような、自分の中でルールを決めておいた方がいいかもしれないですね♪
注意しておくべき飲み物と食べ物は?
知っていましたか?
「カフェインは、コーヒーだけに含まれているわけではない」ということを…。
私は、コーヒーの専門的知識を勉強しながら、長年カフェで働いていた経験もあるので知ってはいましたが、自分にそういう経験がなかったら、多分知らなかっただろうな〜…って。
コーヒー以外でも、気を付けておきたい飲み物や食べ物がいろいろあるので、紹介いたします!
・飲み物 編
一般的に“カフェイン=コーヒー”のイメージが強いと思いますが、なんと紅茶や玉露(日本茶の一種)、コーラなどにも含まれているんですよ!!
なので「コーヒーを、一日三〜四杯に抑えているから大丈夫!」というわけではありませんので、是非覚えておいてくださいね。
- コーヒー(150ml):80〜120mg
- 紅茶(150ml):60〜80mg
- 玉露(150ml):240mg
- ほうじ茶(150ml):40mg
- ココア(150ml):20mg
- コーラ(340ml)60mg
ちなみにわかりやすい量で言うと、紅茶は約三杯、コーラは約二リットルです。
紹介している以外にもあり、栄養ドリンクにもカフェインが含まれているので、購入する際は表示をよくチェックしてくださいね!
・あの噂って本当??
ハーブティーは、妊娠中でも飲んでもいいカフェイン飲料としておなじみです。
ですが、レモングラスやローズマリー、シナモン、リコリス、マテ、ジャスミン、ハトムギなどの一部の種類には、子宮収縮作用があり、妊婦さんが飲むのには気を付けなくてはいけないものもあるそうです…!
過剰摂取しなければ問題はありませんが、購入する際には産婦人科医やハーブティーの専門店に相談して、飲んでも問題ないかどうか?の確認をした方が良さそうですね。
様々な点に気を付けなくてはいけないので、妊婦さんは大変です💦
ノンカフェインで赤ちゃんも妊婦さんも安心!
ドルチボーレのオーガニックルイボスティー
ルイボスティーはノンカフェインで安心です。最初は不思議な味?と感じてしましますが、慣れると日常のお茶がルイボスティーじゃないと嫌になったりします(笑)
・食べ物 編
カフェインを含む食べ物の代表格。それはなんと…「チョコレート」
チョコレートといっても種類があり、含まれているカフェインの量もそれぞれ異なるんですよ。
- ミルクチョコレート(25g):7mg
- カカオ70%ハイカカオチョコレート(25g):21mg
どちらも、コーヒーや紅茶などの飲料系に比べたら、ややカフェインの含まれている量は少なめですが、注意は必要ですね!
ちなみに枚数で言うと、板チョコレート約六枚に相当します。
産後もカフェインの過剰摂取には注意!?
「赤ちゃんが、無事産まれたからもう大丈夫!」と思い、産後すぐにコーヒーなどを多く飲んでしまっては良くないそうです。
授乳中のカフェインも、赤ちゃんに大きく影響を与えます!
授乳中に、お母さんがカフェインを過剰摂取してしまうと、母乳を通してカフェインの一部が赤ちゃんにも伝わってしまいます。
結果、以下のような影響を赤ちゃんに与えることがわかっています。
- 不機嫌になりやすい
- 泣く回数が増える
- 興奮して落ち着きがなくなる
- 寝つきにくくなる
これらのことを考えると、妊娠中のカフェイン摂取も産後のカフェイン摂取も、気を付けた方がいいということが言えます!
まだまだ、安心してはいけないですね。
どうしてもコーヒーを飲みたいときは?
「カフェインを控えなければいけないけど、どうしてもコーヒーが飲みたい…!」そんなお母さんにオススメなのが“デカフェ”です。
デカフェとは、カフェインを含まない、もしくは極わずかしか含まない飲み物のことです!
デカフェという名称でなくとも「カフェインレス」「カフェインフリー」「ノンカフェ」といった名称で、耳にしたことはあるのではないでしょうか?
同じように見えますが、それぞれカフェインを含む量が異なるんですよ。
・カフェインレス
日本では、カフェインを90%以上取り除いたものを「カフェインレス」と言います。
最近では、カフェインを97%もカットしたカフェインレスのコーヒー豆や、スーパーにはインスタントコーヒーなども販売されているので、是非探してみてくださいね!
・ノンカフェイン
原料に全くカフェインが含まれていない飲み物のことで、主に麦茶やハーブティーなどに該当します。
「やっぱりいろいろ不安だから、カフェインは摂りたくない」というお母さんには、ノンカフェインの飲料を選ぶことをオススメします!
コーヒーには、少なからずカフェインが含まれているので、コーヒーじゃないことには少し残念かもしれませんが、授乳が終われば、また好きなだけ飲めるので少しの間耐えましょう…!
・デカフェ、カフェインフリー
「カフェインフリー」とは、カフェインを取り除いた飲み物全般のことを言います。
「デカフェ」とは、カフェインフリーの別名です!
先程紹介したノンカフェインとは違い、カフェインフリーには微量のカフェインが含まれており、海外では焙煎したコーヒー豆に含まれているカフェインの量が、0.1%以下といった一定の基準が決まっているそうですよ。
日本の場合は、まだきちんとした基準がありませんので、購入する際は成分表示などをしっかり確認してくださいね♪
まとめ
流産や赤ちゃんの発育不良のリスクを高めてしまうカフェインですが、摂りすぎなければいいという問題でもありません。
摂りすぎかどうかの感覚も、人それぞれですしね…!
カフェインには、覚醒作用や興奮作用などがあり、人によっては効果がありすぎて睡眠を妨げてしまうこともある為、コーヒーを飲みたい時などはカフェインレスやデカフェで代用して、元気な赤ちゃんを産んでくださいね♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
他にも、育児のことについて書いた記事があるので、読んでみてください!
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