10分でできる!やかんの水垢の落とし方【簡単3ステップ】

おうち時間が増えたこのところ、どうお過ごしでしょうか。

趣味に熱中。料理に力を入れてみたり。
在宅ワーク中にお茶やコーヒーをいれて一息つくなんて機会も増えたかと思います。

そんなおうち時間、やかんの稼働率も増えているんじゃないでしょうか。
やかんを使えば使うほど出てくるもの。それは。

そう、水垢。

白いのがこびりついてたりして、なんか体に悪そうだし、内側だから掃除しづらいですよね。

体内に入れるお湯や水が触れるものだから、気になりますよね。
これを読んだらすぐに1度はやってほしい、やかんの水垢落とし。

スポンサーリンク

10分あれば水垢撃退できちゃいます

さて、そんな水垢の落としかたです。

「普通に食器用洗剤でいいんでしょ〜?」と思っている人、残念〜普通の食器洗剤では落ちません。

でも安心してください。
よく見かけるもので落とせます。そんな我々の心強い味方はこちら!


出典:https://www.naturalcleaning.jp

そう、クエン酸です!
水垢はアルカリ性なので、そんな汚れは酸性のクエン酸で落とせてしまうのです。そもそもクエン酸は人間の体内にもあるものですし、柑橘類や梅干しなどに含まれているものなので、口に入る水を入れる内側の掃除に使っても安心なものです。

メラミンスポンジで有名な『激落ちくん』からもクエン酸が発売されておりますので、100円ショップなどでお手軽にお求めいただけます。

今回は『激落ちくん』を使った場合の落としかたをご紹介します。メッチャ簡単です!

『クエン酸』

【粉末タイプの場合】
1. やかんに40g〜50gのクエン酸を入れます。(この場合の40gは大さじ約4.5杯)
2. 水をやかんいっぱいに入れて沸騰させる
3. 沸騰させた水を流してから、水で1度中をすすぎます。ぬめってなければ完了

【スプレータイプの場合】
1. 内側に満遍なくスプレーして、スポンジで擦る
2. 水で中をすすいで、ぬめりがなければ完了

手順が多くても3ステップということで、本当に10分あれば終わってしまう簡単なお掃除です。

定期的にお手入れをすることで、銅食中毒の危険性も回避できますし、何よりお手入れをすることでやかんも長持ちします。

電気ケトルのように毎日水が入っていて沸騰させる回数も多いものは毎月の掃除が理想ですが、最低でも3ヶ月に1回は掃除することをおすすめします。

クエン酸が手に入らない時は、お酢で代用できます。
ツーンとする匂いが残ってしまう場合がありますが、そんな時は水ですすぐ回数を増やしてください。

スポンサーリンク

水垢ってそもそも何でできてるの?

そもそも水垢って何でできてるの⁉︎汚いものは入れてないはずなのに!と思いますよね。

水垢の正体は水に含まれているカルシウムマグネシウムなどの成分が石灰化してこびりついたものです。

水に含まれている成分なので、基本的には人体に有害ということはありません。

でも要注意!!入れるものによっては食中毒の可能性も!!

基本的には人体に影響がないと前述でありましたが、例外はあります。

2020年7月にこんな事故がありました。

大分県内の高齢者福祉施設で7月6日、やかんに湯冷ましをした水を入れ、そこにスポーツドリンクの粉を溶かして入所者に飲んでもらった。熱中症対策の意味合いがあったようだ。ところが、これを飲んだ77~96才の男女13人に、吐き気や嘔吐という銅食中毒の症状が出た。(出典:https://dot.asahi.com

使用したやかんは10年以上使っており、普段水道水を沸騰させて使っていたとか。

たぶんそんなに掃除をしていなかったのでしょう。
水道水に含まれる銅イオンが長年の使用で内側に黒ずみとなって蓄積し、そこに入った酸性のスポーツドリンクがそれを分解し、図らずも銅を洗浄してしまいスポーツドリンクに多量の銅を含んでしまったということです。

これを受けて、厚生労働省がツイートで注意喚起をしたほどでした。

全員が軽症で済みましたが、経年劣化によって着いた内側の傷にこびりついた水垢や黒ずみが残ってしまっていると、このように健康被害にもつながってしまうので、要注意です。

スポンサーリンク

付かないように予防できない?

そんな面倒な水垢が付かないやかんはないのか、という声がそろそろ聞こえてきそうですね。

そんな声にお応えすべく、調査班が調べてみました。

調査結果は。。。。

残念ながら今のところ水垢がつきにくい素材やコーティングがされたやかんはないようです。

車や窓のようなものであれば水滴を飛ばして水の跡などが付かないコーティング剤はあるのですが、やはり熱を加えて口に入るものとなると、今はまだアイテムとしては開発されていないようです。

なので今のところは洗いやすいように、蓋が大きく、中まで手が届きやすいタイプを選ぶのがベストですね。

化学や技術は日進月歩。そのうちやかんにも掃除がいらないタイプが開発されてほしいですね!

スポンサーリンク

<おまけ>外側をキレイにしたい時は!!

内側が汚れているならば、もちろん外側も汚れていますよね。

内側の掃除はわかったけど、外側も知りたい。という方にここで大サービス。

外側の焦げ付きや油汚れなどは重曹で落とせます。

『重曹』

ただ重曹の粉をつけるだけでは効果があまりないので、『重曹ペースト』で汚れをとります。

【重曹ペーストの作り方】
重曹 — 大さじ4杯
水  — 大さじ1.5ほど
食器用中性洗剤 — 1プッシュ

① 重曹ペーストを汚れの上から塗り、30分ほど放置

② スポンジなどで擦る

③ 水ですすいで完了

これだけです。外側の掃除も超簡単なのがお分かりいただけたかと思います。

ただ1つ注意点です。重曹はやかんの内側やアルミのやかんには使用しないようにしてください。
重曹はナチュラル洗剤のような優しいイメージがありますが、実はかなりパワフルなのでアルミは表面のコーティングごと落としてしまい、劣化や腐食が進みやすくなってしまいます。

スポンサーリンク

まとめ

やかんの中にこびりついている水垢の成分はカルシウムマグネシウムなどの水に含まれる成分が石灰化したもの。
原則体に有害な作用を及ぼすものではありませんが、汚れがスポーツドリンクなど酸性のものに触れると銅食中毒なども引き起こすことがあるので要注意。

水垢は『激落ちくん』などのクエン酸を入れて水を沸騰させることで取ることができます。
お手入れは毎月が理想ですが、難しい場合は3ヶ月に1回程度が好ましいです。

クエン酸は普段から食べ物などで摂取し人体にも取り入れているので、口に触れるやかんの内側の掃除にも安心して使えます。

やかんをキレイにして、安心安全にコーヒータイムやお茶タイムを楽しみましょう。これでさらにおうち時間が捗っちゃうかも。

スポンサーリンク