入居前のお掃除できてる?畳お手入のコツや注意点を紹介!

古くから日本人の生活に寄り添ってきた畳。独特の香りや触り心地が好きだという方も多いのではないでしょうか。

旅館に泊まった時にやおばあちゃん家に行った時に畳に寝転がると、あの香りが落ち着くんだよね〜

近年はフローリングの物件が多くを占めていますが、実は畳には隠れたメリットがいっぱい!

なかなか慣れない畳のお手入れ方法ですが、コツを掴めばなんてことありません。

今回は入居前にしておくべき畳の掃除方法や注意点、汚れにくくするコツについて紹介していきます。

スポンサーリンク

そもそも畳のお部屋に住むメリットとは?

これまでフローリングの部屋にしか住んだことがないという方も多いのではないでしょうか。

お引っ越しの際も、自然とフローリング物件のみに着目してしまいます。

しかし畳には知られざるメリットがたくさんあるのです。お部屋選びの際に畳の物件も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

畳のメリット1.収納が広い

畳のお部屋は和室であることがほとんどですが、和室は収納スペースが広いのが最大のメリットです。

押入れだけでなく天袋なども付いていることが多いため、収納力がグンと高くなります。

荷物が多くたっぷり収納したいけど家賃は抑えたいという方は、和室を候補に入れてみると気に入る物件の幅が広がるかもしれません。

押入れはデスクとして使うこともできるし案外便利かも!
この投稿をInstagramで見る

1hitorigram(@1hitorigram)がシェアした投稿

 

畳のメリット2.気候の影響を受けにくい

フローリングのお部屋だと、特に冬は床が冷たくなりがちです。特に女性は手足の冷えに悩む方も多いのではないでしょうか。

そんな時、畳は一役買ってくれます。畳の原料であるい草の中は空気をたっぷり含んだスポンジ状になっているため、断熱効果がります。そのため冬でも寒さを感じにくいのです。

また、調湿効果があるので日本のジメジメした夏にもぴったり。さらに冬の乾燥時には湿度を放出してくれます。

冷房や暖房が苦手な方には最適かもしれません。

だから昔の平家なんかは畳のお部屋が多かったんだね!

畳のメリット3.リラックス効果がある

畳のいちばんの特徴が、あの独特の香り。旅館でゴロンと横になったときに漂う香りに「日本人でよかった〜」と癒された経験はありませんか?

実は、畳の原材料である「い草」の香りには樹木が発する「フィトンチッド」や、アロマオイルにも使われる「αシペロン」などが含まれています。

高いリラックス効果を誇り、い草の香りのスプレーも販売されているほど。

畳の香りを感じられる部屋で生活すれば、気待ち穏やかに過ごせるかもしれません。

スポンサーリンク

入居する前の畳そうじ方法

入居前の掃除のポイントはずばり、

家具や家電を置くと手の届かない箇所まで磨く

自分がつけたものでないキズの有無をチェックする

以上の2点です。 特に2点目のポイントは忘れがちですが、退去時にキズが見つかると修繕費用を請求されるケースもあります。

あらかじめ写真を撮るなど入念にチェックしておき、管理会社や大家さんに連絡しておきましょう。

基本の掃除方法3選

 

それでは畳の基本的なお掃除方法を道具別に紹介していきます。

まず1点目はほうきを使った方法。実は畳のお掃除には掃除がベストなのです。

①ほうきを使った掃除方法
【用意するもの】
  • ほうき
  • ちりとり
  • かわいた雑巾

【やり方】
  1. 畳の目に沿ってほうきを掃きする
  2. 取り切れなかったホコリを掻き出すように雑巾で乾拭き
  3. 集めたゴミをちりとりで拾う

    ポイント

    畳掃除には掃除機よりもほうきの方がおすすめです。
    畳の細かい目にはホコリが溜まりやすく、掻き出す力のあるほうきの方が隙間の汚れを取り除きやすいためです。

2点目は掃除機。ほうきを持っていないというご家庭もありますよね。

ちょっとしたコツを覚えておけば、掃除機でもじゅうぶんに畳掃除はできます

②掃除機を使った掃除方法
【用意するもの】
  • ほうき
  • ちりとりまたは掃除機
  • 乾いた雑巾

【やり方】

  1. 畳の目に沿って掃除機をかける
  2. 取り切れなかったホコリを掻き出すように雑巾で乾拭きする
  3. 集めたゴミを掃除機で吸い取る
ポイント

畳1枚につき40〜60秒を目安にゆっくりと掃除機を当てると、目のホコリがきれいに取れます。
お使いの掃除機に畳モードといったものが搭載されている場合はぜひ取り入れてみて下さい。

最後はクエン酸を使った方法です。

近年自然派の掃除用品として人気の高いクエン酸。ポイントを知っておけば畳にも活用できちゃうんです。

クエン酸持ってないよ〜という方はお酢でも代用できます。

③クエン酸orお酢を使った掃除方法
【用意するもの】
  • ほうき
  • 雑巾
  • クエン酸orお酢
  • バケツ

【やり方】

  1. バケツにぬるま湯を入れ、クエン酸小さじ一杯を入れる
  2. クエン酸水に雑巾を入れ、固く絞る
  3. 畳の目に沿って雑巾をかけ、乾燥させる

    ポイント

    畳は水分に弱いので必ず固く絞ってから掃除しましょう。
    水よりお湯のほうが早く乾燥するので、クエン酸水を作るときはお湯の使用がおすすめです。

 

カビが生えていた時の掃除方法

畳は湿気を吸収する能力が優れています。普段は嬉しい性質なのですが、梅雨の時期や長期間部屋を空けてしまった場合、カビの原因となってしまいます。

特に入居の際はしばらく部屋を空けているケースがほとんどですので、カビが生えてしまっている可能性が高いのです。

畳のカビ対策として注意したいのは、カビは湿気からくるものですので水拭き厳禁というポイント。

必ず部屋を換気させ、乾燥した環境づくりを心がけましょう。

 

うっすらとカビが生えた時の掃除方法
【用意するもの】
  • 消毒用アルコール
  • 乾いた雑巾
【やり方】
  1. 部屋の中を換気する
  2. 消毒用アルコールを畳にスプレーし、10〜20分放置
  3. スプレーしたところを雑巾で拭き取り、乾燥させる

 

黒カビが生えた時の掃除方法
【用意するもの】
  • 重曹
  • 消毒用アルコール
  • 乾いた雑巾
  • 使い古しの歯ブラシ

【やり方】

  1. 部屋の中を換気する
  2. 畳の黒カビのみに重曹をふりかけ、消毒用アルコールスプレーをふきかける
    変色の恐れがあるので黒カビのみに重曹がかぶるようにしましょう
  3. 歯ブラシで畳の目のカビを掻き出す
  4. 乾拭きで拭き取り、乾燥させる

ダニ対策

最後にダニの対策です。畳はフローリングに比べてダニが発生しやすいという特徴があります。

一番効果的なのは、畳を天日干しすることです。いちいち外に運ばなくてはならないので手間がかかりますが、家具や家電のない入居前なら比較的お手軽にできます。

入居前のタイミングで、バルサンやダニアースなどの殺虫剤を使用しておくのも良いでしょう。

家具を置いてない状態で使用することで部屋全体に行き渡らせることができますし、保護するものもない状態なのでおすすめです。

また、ダニ除け成分の入った畳用ウェットシートも発売されています。 

さまざまな種類のワイパーに適合しているので使いやすいという点も魅力的。

特に小さなお子様やペットのいるご家庭はくん煙剤の有害物質も心配なので、検討してみてはいかがでしょうか。

この投稿をInstagramで見る

AYU(@___aym.24)がシェアした投稿

 

スポンサーリンク

畳掃除の注意点


天然素材でできている畳は、フローリングに比べて繊細。間違った掃除方法をしてしまうと傷みや変色の恐れがあります。

掃除の際に特に注意すべきポイントを2つ紹介します。

 

1.水分NG!乾拭きで掃除しましょう

畳は水分を吸うとカビが生えやすくなるため、雑巾がけは基本的に乾拭きのみです。

どうしても汚れが気になった場合は、固く絞った雑巾でサッと水拭きをしましょう。

水拭きのあとはしっかり乾拭きし、部屋の風通しを良くして畳をしっかり乾燥させるよう心がけましょう。

これは知らなかったらうっかりやっちゃいそう…

2.粘着式カーペットクリーナー&ロボット掃除機の使用はNG

簡単にホコリを取ってくれる粘着式カーペットクリーナー、通称「コロコロ」は、カーペットや服を掃除するのに活躍してくれます。

しかし、畳掃除にコロコロを使うのは厳禁です。

粘着力が強いため、畳をほつれさせたり毛羽立たせたりしてしまいます。

また、一人暮らしや主婦の味方のお掃除ロボットも残念ながら畳にはNGです。

自動で動くロボット掃除機は畳の目に沿って掃除をしてくれないので、傷つけてしまう恐れがあります。

畳のホコリ掃除はほうきや掃除機を使うようにしてください。

やっぱり畳が繊細というのは事実なんだね。
癒しをありがとう〜って気持ちで大切に扱ってあげたいね!

スポンサーリンク

まとめ

今回は入居前の畳掃除について紹介してきました。

日本人にとってなじみ深い存在であると同時に、繊細で扱いにくい一面も持つ畳。特に現代人にとっては触れる機会も少なく、いざ新居に畳があると手間取ってしまいます。

ですがちょっとしたコツを押さえておくことでサクサクとお掃除を進めることができます。

快適な畳ライフを手に入れるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

投稿者プロフィール

Mao