コンセントの正しい掃除方法って?火事の原因に!?【放置は危険】

突然ですが、賃貸アパートや賃貸マンションに住んでいるあなた。あなたが家の中でよく掃除をする場所はどこでしょうか。

水回り、部屋、玄関など、日頃使う場所や物の掃除を頑張ってしていると思います。

賃貸ならではの壁紙の日焼け、物が置いてあった跡やドアにある謎の傷からも前の住人の歴史が感じられるのではないでしょうか。古いとはいえ愛着もあるので、掃除をして綺麗を保っていると思います。

お家の備品も、同じように年月が経っていますよね。

ですが、「コンセント」の掃除はいつしましたか。きっと、していないか思い出せないくらい前の話ではないでしょうか。

でもよくよく考えてみると、引っ越してきてから常に差しっぱなしのコンセントありますよね。

実は私も今の家に住んで5年目ですが、1回もしていません。
そして、炊飯器や冷蔵庫、テレビ等のプラグは言うまでもなく差しっぱなしです・・

あなたの大事な人や物を失ってしまわないように、今目の前にあるコンセントの掃除をしましょう。

そのコンセントを掃除せずにほこりを放置していると、とんでもない事になりますよ。

簡単に出来る掃除の方法を紹介していきます。

やはり放置は危ないです。

 

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家庭での火事の原因は身近なものから

 

コンセントの場所によってはかなりホコリがたまります。

例えば、冷蔵庫や洗濯機のコンセント。大きな家電の裏にひっそりと差してあるのでなかなか見ることもなく、ましてや抜き差しする理由もない。そうなると必然的にホコリはたまります。

実際確認してみるとどうでしょう。ホコリが溜まっていたり、全体的に劣化して変色していたりしているのではないでしょうか。

次に、テレビ。それからパソコンやスマホなどの充電タップはいかがでしょうか。

先程の冷蔵庫や洗濯機と違って電源タップにたこ足で何本も繋いでありませんか。もしかしたら無理な抜き差しで穴が少し歪んでいませんか。

こんな状態なら要注意です。

トラッキング現象とは?

そんなコンセントから出火して家事の原因となるかもしれません。

それが、『トラッキング現象』というものです。

トラッキング現象

コンセントに差したプラグの刃と刃の間についたほこりが、湿気を帯びて微小電流が流れるようになる。すると、火花放電が繰り返され、やがてプラグ表面に炭化電導路(トラック)が形成されてショートし、出火する現象のこと。 

 

 

こちらは「東京消防庁」が出している主な電気関係を出火原因とする住宅火災の経過別 (平成27年~令和元年)のグラフです。

出典:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp

経過別にみると「電線が短絡する」、「金属の接触部が過熱する」、「トラッキング」の順に多くなっています。

 

同じく「東京消防庁」が出している、電気関係を出火原因とする住宅火災の死者数 (平成27年~令和元年 ) のグラフです。

電気コード等を出火原因とする住宅火災の死者は、平成27年から令和元年までの5年間で22人発生しています。

出典:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp

出火原因は「コード」、「屋内線」の順に多くなっています。

 

火事の原因といえばタバコや調理中のガス火など、が原因で起こるイメージかと思いますが、上のグラフからも分かるように電気からの発火も十分あり得るのです。

 

 

コンセントを甘く見ていると恐ろしい結果を招くかもしれません。

簡単に出来るので、ぜひコンセント掃除をしましょう。

 

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コンセントを安全に掃除する方法は?

掃除は簡単に出来ます。くれぐれも感電対策を行ってから掃除に取り掛かりましょう。

【掃除前に感電対策】

  1. 周辺に水を置かない・・・うっかり水をこぼし感電の危険が高まります。
  2. ブレーカーを落とす・・・念のためブレーカーを落とし、安全に掃除ができる状態にしましょう。
  3. 電源プラグを抜く・・・掃除もしにくく、万が一通電する可能性もあります。

 

【掃除の手順】

1.まずは、コンセントにほこりが溜まっている場合は掃除機でほこりを吸い取ります。

配線周りや電源タップのほこりも一緒に取りましょう。

このとき、タコ足配線の絡まりをほどいておくのも良いでしょう。普段はこのタコ足配線を気にすることはないと思います。

せっかくコンセント掃除に取り掛かっているので、ついでにしておくと良いね♪

2.ぞうきんでふき取りましょう。この時ぞうきんを固く絞ってください。通電させた時に感電の原因になってしまいます。

3.完全に乾くまで待つ

 

以上で掃除は完了です。

ポイントは水気に細心の注意をはらうことです。

 

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コンセントからの火事を防ぐ方法は?

掃除をした後は、せっかくなのでほこりが付かないような工夫をしておきましょう。

 

また、掃除をしていれば電気関係からの出火を防げる訳ではありません。

雷サージという現象で、が原因で大事な電化製品が壊れる可能性もあります。

雷サージ

雷が落ちるときに瞬間的に高い電圧(異常高電圧)が発生して、その異常高電圧の影響で過大電流が流れ、この過大電流が電線を伝い家の中に入り込み電源につないである家電製品の故障を引き起こします。

このような現象を防いでくれる雷サージガード(耐雷サージ)という保護付きのタップがあります。

 

コンセントにカバーをする事と、雷サージガードタップの利用で火事を未然に防ぎましょう。

 

コンセントにカバーしてほこりから守る

そんなコンセントに、カバーをしてしまえばあの穴にホコリが溜まりにくくなります。

デザイン性のあるもので目立たせて、部屋のインテリアの一部にしてしまうのも楽しいかもしれません。

 

1.Kumiko Studio

出典:https://item.rakuten.co.jp

さりげなく部屋の隅にあったら素敵ですね。お邪魔した家で見つけたら、私なら思わず「どこで買ったの?!」と聞いてしまいます。

他にも種類は色々あるので、気になった方はあなたのお気に入りの商品を探してみて下さい。

 

2.山崎実業

出典:https://item.rakuten.co.jp

こちらはシンプルで実用的な商品が多い山崎実業のコンセントカバーです。

色は2種類あり、部屋の雰囲気に合った製品を選べると思います。

 

3.手作り(DIY)

出典:https://roomclip.jp

こちらは手作りで作られた物です。こんな素敵な物が作れるなんて目から鱗ですね。

好きな写真や切り抜きを貼って自分好みの物に仕上げればテンション上がりますね。

 

4.ダイソー

こちらは主に使用しないコンセントに使う方が良いと思います。

ホコリ防止の意味では安くて気軽に使用できます。

 

デザイン性のある物は来客者の目を引きますし、さりげなく存在してるのでオシャレ上級者の気分になりますね。

ぜひホコリ対策も合わせて実施してみて下さい。

 

コンセントを自然災害から守る

次は雷サージからの火災を防ぐための工夫です。

このように雷が鳴りだしたらコンセントから抜いてしまう方が安心でしょう。

ですが自然災害は予測が難しいので外出中だったり、突然鳴りだし気が付いた時には間に合わなかった、なんて場合もあると思います。

 

出典:https://www.amazon.co.jp

ぜひこのような雷サージを防止してくれる耐雷サージ機能の付いた電源タップへ変更されることをおススメします。

これに変えるだけで急な落雷にも安心してお出かけすることが出来ますよ。

 

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コンセント掃除は必要!放置しないで!

最後に、コンセント掃除をしていないことで起きるヒヤッとした声を紹介します。

 

 

身近に潜む火事の危険に気付き、あたなと同じようにコンセント掃除を気にかける方もいます。

 

コンセントの掃除を気にかけている方は多くいるようです。

掃除をすることで防災にもつながります。ぜひあなたの家のコンセントも気にかけてみて下さい。

 

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まとめ

コンセントの掃除方法やコンセント出火による火事を防ぐ工夫をまとめてみます。

まとめ
  • トラッキング現象というコンセントからの出火が原因で起こる火事もある
  • コンセントの掃除は感電対策をしてから行う

 【掃除前には】1.水を置かない 2.ブレーカーを落とす 3.電源プラグを抜く

 【掃除方法】 1.ほこりを取る 2.固く絞ったぞうきんで拭く 3.完全に乾いてからプラグを元に戻す

  • コンセントにカバーをしてホコリを防ぐ工夫と、雷に気を付けることで火事から身を守る
  • コンセント掃除をすることで防災にもなる

コンセントを放置していることの危険性と、掃除をすることで大事な家を守れるという事が分かったと思います。

感電=水気 にさえ気を付ければ掃除は簡単です。

ぜひ差しっぱなしになっているコンセントを確認しつつ、掃除をしてみましょう。

愛着のある我が家でこれからも丁寧に暮らしていきたいですね。

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投稿者プロフィール

Taniguchi
Taniguchi
コスパが良い商品に目がない、ズボラ主婦です。
3人の子どもを育てつつ、記事作成しています。