皆様はソファーの黒ずみが気になったことはありませんか。
ソファーを毎日使用する方も多いかと思います。私もテレビを見るときは基本ソファーの上。気づくとゴロゴロしながらそのまま寝てしまうなんてことも。
それも家族でみんなで使用しているとなると汚れも一層たまるのが早いです。黒ずみもいつの間にか目立ってきます。
今回はそんな黒ずみの目立つソファーの掃除の仕方をご紹介したいと思います。ソファーの生地によって使用してはいけない洗剤や薬品もあります。間違って使用すると大失敗に。
そうならないためにもそれぞれの生地にあった洗剤、薬品を私用しましょう。
ソファーの黒ずみ落とし方
ソファーには大きく分けて3つの素材があります。「布製」「合皮製」「本革製」です。
それぞれの素材に合わせた黒ずみの落とし方をご紹介します。特に「合皮製」「本革製」については使用洗剤、薬品に注意が必要です。布製で天然素材の生地であるものには注意を払いましょう。
大原則としてどんな洗剤や薬品を使用するにもまずは目立たないところで試してみることをお勧めします。生地が大丈夫でも色落ちしてしまうこともあるからです。
「大失敗」という結果にならないためにも慎重に黒ずみを落としていきましょう。
黒ずみ落とし方①布製
- 専用クリーナー
- 衣類用中性洗剤(おしゃれ着用)
- 重曹
- スチームクリーナー
- スチームアイロン、布団乾燥機
- ベンジン、酸素系漂白剤
1.専用クリーナー
ソファーの黒ずみを落とすことができる専用のクリーナーがあります。
黒ずみの原因はたくさんありますがクリーナーによっては食べ物のカス、飲み物をこぼした時のシミだけでなく手垢や皮脂などの汚れも落とすことができるクリーナーもあります。
落とし方
①簡単にとれる汚れを取り除く
掃除機をかけ、簡単に取れる汚れを取り除きます。ソファーが丈夫な場合にはコロコロでも良いです。
②生地が傷まないか、色落ちしないか確認
専用クリーナーを布などに付けソファーにあてます。目立たないところでソファーが色落ちしないか確かめます。
③ソファーをたたきながら汚れを浮かせる
④浮いた汚れを吸い取る
乾いたタオルなどで浮いた汚れを吸い取ります。
⑤二度拭き
濡らしたタオルで再度拭き、その後乾いたタオルで水分を吸い取ります。
⑥乾燥させる
【布製品汚れ取りの匠】
ソファーは洗うことができません。
「クリーナーを使用したらクリーナーの薬品成分がソファーに染み込んでしまうので心配。」という方も多いですよね。
こちらの商品は布製品専用のクリーナーですが、【環境対応型】でクリーナーの成分の残存性が低く、赤ちゃんにもペットにも安心です。
ソファー全体の掃除にも部分掃除にも使用できます。
自然素材のソファーに使用する場合はソファーが痛む場合があります。
目立たない場所で試してから使用しましょう。
2.衣類用中性洗剤(おしゃれ着用)
落とし方
落とし方は上記【専用クリーナー】と同じです。
①簡単に取り除ける汚れを掃除機、コロコロで取り除く
②中性洗剤を希釈する
3%~5%に中性洗剤を希釈しましょう。布に使用するものですので洗濯用中性洗剤が望ましいです。
③ソファーが傷まないか、色落ちしないか確かめる
④ソファーをたたきながら汚れを浮かせる
⑤浮いた汚れを吸い取る
⑥二度拭き
⑦乾燥させる
3.重曹
重曹はアルカリ性です。主に酸性である手垢や汗、皮脂などに効果的です。
匂いの素から取り除くので体臭などの消臭効果も期待できます。
落とし方
①簡単に取り除ける汚れを掃除機、コロコロで取り除く
②重曹を振りかける
③掃除機で重曹を吸いとる
重曹は湿気にとても弱いのでソファーの上に残ると湿気で溶け、最終的にはソファーの記事を巻き込みんで乾燥し固まってしまいます。
4.スチームクリーナー
スチームクリーナーとは、高温のスチームにより汚れをゆるませ浮かすものです。約100℃にもなるため殺菌効果もあります。
落とし方
①簡単に取り除ける汚れを掃除機、コロコロで取り除く
②スチームクリーナで汚れを浮かしながら布へ汚れを移す
③二度拭き
④掃除機をかける
ダニの死骸を吸い取ります
5.スチームアイロン、布団乾燥機
落とし方
①簡単に取り除ける汚れを掃除機、コロコロで取り除く
②ソファーに布団乾燥機、またはスチームアイロンをかける
高温でダニの駆除、殺菌をします。
③掃除機をかけダニの死骸を吸い取る
6.ベンジン、漂白剤(酸素系)
ベンジンや漂白剤はしつこい黒ずみ、シミなどに効果的です。スポット掃除に使用できます。
油性ペン、口紅などの油性のシミ、目立った落ちにくい汚れにはベンジン、それ以外の食べこぼし、飲みこぼしなどのしつこい汚れには漂白剤を使用しましょう。
【ベンジン】
ベンジンはガソリンの一種で酸性、アルカリ性などの性質はありません。
ガソリンの一種なので可燃性がありますが揮発性の高い液体です。引火しやすいので使用する際には火に近づけないように注意して使用しましょう。
また、手袋をして行いましょう。手袋は有機溶剤に対応したものを使用します。
ベンジンのメリットは通常掃除に使用する洗剤や薬品はアルカリ性が多いですがベンジンにはそのような性質がないことです。
ですのでデリケートな生地に幅広く使用できます。主に油成分の黒ずみ汚れに効果的です。
落とし方
①傷まないか、色落ちしないかチェック
②薬剤を染みこませた布で叩きながら汚れを移す
ベンジンは油汚れを溶かす効果があります。ソファーの生地の上で溶かした汚れをタオルなどで吸い取りながら使用しましょう。
③気になる方はニ度拭き
ベンジンは揮発性があるので汚れが落ちればその後水拭きする必要はありませんが、気になる方は水拭き、乾拭きをしても良いでしょう。
2度拭きすることで浮いた汚れをよりしっかり落とすことができます。
【酸素系漂白剤(オキシクリーン)】
オキシクリーンは弱アルカリ性の漂白剤です。酸性の性質をもつ汗や皮脂などに効果があるだけでなく油汚れ、茶渋などにも効果的です。
しかし漂白剤ですのでソファーによっては色落ちする可能性もあります。目立たないところで試してから行いましょう。
落とし方
①漂白剤を薄める
オキシクリーンはそのまま使用せずお湯(40℃程度)で薄めてから使用します。5倍、10倍に薄めて使用します。
②傷まないか、色落ちしないか確認
③漂白剤を染みこませ放置
タオルなどに染み込ませて黒ずみなど気になるところに漂白剤を付け、30分〜1時間放置します。
落ちない場合は綿棒や歯ブラシにつけて擦ります。
④濡れた布で薬剤をふき取る
漂白剤には揮発性はないため濡れた布でしっかり拭き取ってください。
⑤乾燥させる
注意点
- 酸素系漂白剤を使用します。酸素系漂白剤は弱アルカリ性の漂白剤で柄物のソファー生地にも使用でき、デリケーな生地にも使用できる漂白剤です。
対して塩素系漂白剤はアルカリ性で全ての色素に対して漂白効果があるので使用しないようにしましょう。
- 酸素系漂白剤は弱アルカリ性で酸性に効果的な漂白剤ですので手が荒れないようにゴム手袋を装着して行います。
- 天然素材のもの。ウールやシルク、麻などには使用できません。ソファーの着色も自然のものでされている場合色落ちするので使用しないようにしてください。
黒ずみ落とし方②合皮製
合皮とは人工的に作られ【革に似せた素材】をいいます。
比較的簡単に掃除ができるのも特徴です。
しかし塗料が剥がれやすいというデメリットもあるので十分に気をつけて手入れをしましょう。
- 専用クリーナー
- 衣類用中性洗剤(おしゃれ着用)
- 重曹
- 消毒用エタノール
- メラニンスポンジ
- クリームクレンザー
1.専用クリーナー
落とし方
①簡単に取り除ける汚れを乾拭きで取り除く
合皮製の生地はキズが付きやすいので掃除機やコロコロの使用はなるべく控えましょう。代わりに乾いた布で乾拭きします。
②専用クリーナーをタオルなどに付ける
③ソファーが傷まないか、色落ちしないか確認
④クリーナーを付けたタオルなどで拭く
⑥二度拭き
⑦乾燥させる
【合皮クリーナープラス】
2.衣類用中性洗剤(おしゃれ着用)
①簡単に取り除ける汚れを乾拭きで取り除く
②中性洗剤を希釈する
3%~5%に中性洗剤を希釈しましょう。布に使用するものですので洗濯用中性洗剤が望ましいです。
③洗剤液を染み込ませた布でソファーを拭く
④水拭き
⑤乾拭き
⑥乾燥させる
3.重曹
重曹をタオルにつけて落ちない汚れを中心的に拭きます。汚れを落とした後は水拭きをし、乾燥させて完成です。
4.消毒用エタノール
消毒用エタノールは油性、水性の汚れを落とすことができるのでとても便利です。
落とし方
①簡単に取り除ける汚れを乾拭きで取り除く
②目立った汚れを拭く
消毒用エタノールをタオルに染み込ませ軽く汚れを拭きます。細かい場所や小さな目立つ汚れなどはハンカチやコットンを使用して拭き取るのも良いでしょう。
5.メラニンスポンジ
メラニンスポンジで擦るのもおすすめです。簡単に汚れが落ちる場合があります。
ただし表面を削ることできれいになるので使用には十分考えて使用してください。
削ることで色も抜けてしまうことがあるので目立たないところで試してから行いましょう。
6.クリームクレンザー
クリームクレンザーとは研磨剤の入ったクリームです。その名の通りソファーの表面を削ることで汚れを落とします。
指にクリームクレンザーを付け、ソファーの上を円を描くように軽くこすります。表面が乾燥したら水拭きをし乾燥させて完成です。
黒ずみ落とし方③本革製
- 専用クリーナー
- 消毒用エタノール
- メラニンスポンジ
1.専用クリーナー
落とし方
①簡単に取り除ける汚れを乾拭きで取り除く
本革も合皮同様キズが付きやすいので掃除機やコロコロの使用はなるべく控えましょう。代わりに乾いた布で乾拭きします。
②専用クリーナーをタオルなどに付ける
③ソファーが傷まないか、色落ちしないか確認
④クリーナーを付けたタオルなどでソファーを拭く
⑥二度拭き
⑦乾燥させる
【ソフト99革クリーナー】
2.消毒用エタノール
消毒用エタノールは本革製のソファーの色落ちを防ぎつつ汚れを落とすことができます。
タオルに消毒用エタノールを染み込ませ汚れた部分を軽く擦ります。
3.メラニンスポンジ
メラニンスポンジで削ることでも汚れが落ちる場合があります。中々落ちない汚れに試してみましょう。
ソファーの黒ずみ落とし大失敗を防ぐには?
ソファーの掃除の注意点とポイント
- まずは掃除機、コロコロ、タオルで乾拭き
気になる汚れ、シミ、全体の黒ずみなどソファーの気になる汚れは様々ですがまずは簡単に落ちる汚れを取り除きます。
布製なら掃除機やコロコロ。合皮製、本革製なら乾拭きをします。
- どの洗剤、薬品を使う際もまずソファーの生地が傷まないか確認
どんな洗剤、薬品も全体に使用する前に目立たないところで試すことが重要です。
ソファーの素材や、色などは様々。万が一色落ちしてしまったら。大失敗。
そうならないためにまずはその洗剤、薬品を使用しても大丈夫かどうかを確認してから使用しましょう。
注意点
- 漂白剤には注意
漂白剤には種類があります。間違っても塩素系漂白剤を使用しないようにしましょう。
使用するのは酸素系漂白剤です。酸素漂白剤でも天然素材のもの、水洗いできない素材には使用しないようにしましょう。
また、まずは使用しても問題ないかソファーの端っこで試しましょう。
- 革には水はNG!?
革は水を一度吸った後乾燥させるとひび割れる可能性があります。できるだけ水分を控えて汚れを落としましょう。
- ドライヤーの熱風はあてない
特に革製のソファーは傷みやすいです。熱風は使用しないようにしましょう。
ソファーに残った洗剤について
中性洗剤などで布製のソファーが掃除できることはわかりましたが、どんなに水拭きをしても洗剤を完全に取りきることは不可能です。
ソファーの生地の中に染み込んだ洗剤が気になる方は多いと思います。
ですが心配はいりません。
- アルカリ性である
- 水と交わることで働く機能が失われる
中性洗剤にはこのような特徴があります。アルカリ性である洗剤はたとえソファーの表面に残っていたとしても人がそのソファーに触れることで酸性である皮脂と中和します。
また中性洗剤はたっぷりの水と交わることで石鹸としての効果がなくなります。
食器洗いをしているときに水を含ませすぎたスポンジはまったく泡立ちません。それと同じです。
適度に水と混ざることで効果を発しますがそれ以上に混ざりすぎると効果がなくなります。
中性洗剤でソファーを掃除した後しっかりと水拭きすることで洗剤の効果をなくすことができるのです。
ソファーにつく黒ずみの原因は?
- 人の汗や皮脂、手垢
- 食べ物や飲み物
- 落書き
- ダニ、ハウスダスト
黒ずみの原因は様々ですがそれぞれに有効な落とし方があります。
- 【人間の汗や皮脂、手垢】【食べ物や飲み物】など、酸性のものには中性洗剤、重曹が効果的です。
- 【落書き】にはベンジンや消毒用エタノールが有効です。
- 【ダニ、ハウスダスト】には高温が有効です。
それぞれに有効な落とし方でソファーをきれいにしましょう。
ソファーをきれいに保つには?
- 定期的なお手入れを心がける。
汚れを蓄積させないために日頃のお手入れは重要です。
毎回洗剤を使用した掃除をしなくても、掃除機やコロコロを使用しソファーの表面についた汚れを取りましょう。
また、重曹でのお掃除はソファーの上に重曹を振りかけ、掃除機で吸うだけなので比較的簡単です。
重曹で簡単にお掃除することで体臭などのにおいの原因を元から取り除くことができます。ぜひ普段のお掃除にソファーの掃除も加えてみてはいかがでしょうか。
- 防水スプレーをかける
購入したばかりのソファーであればぜひ防水スプレーをかけましょう。
そうすることで汚れが付着しにくくなります。
ソファーは丸ごと水洗いはできないことが多いのでそれを考慮し、事前に汚れを付着しにくくしておくと良いです。
- カバーリングソファー
最初から洗うことを前提にソファー選びをするのも一つの方法です。
カバーリングソファーとは背もたれや座る場所のクッションなどが部品ごとに分かれており掃除しやすくなっているものです。
いろいろな種類のソファーが出ているので記事も併せて検討してみることをお勧めします。
- 汚れたらすぐにお手入れ
マジックペンや口紅などの油汚れ、飲みこぼしなど落ちやすい汚れ、落ちにくい汚れ、匂いがなかなか取れない汚れなど様々な汚れがあります。
しかし、すべてに共通して言えることは「すぐに落とす」ということです。
どんな汚れもすぐに落とすに越したことはありません。汚れたらすぐに掃除を心がけることでソファーをきれいな状態に保ちましょう。
- 革製ソファーには革専用のオイル
デリケートは革製生地には革専用のオイルなどでケアしましょう。
そうすることで汚れが付きにくくなります。
まとめ
今回はソファーの生地に沿った黒ずみの落とし方についてご紹介しました。
生地によって使用できるクリーナー、洗剤、薬品が異なります。それぞれの生地に適したものを使用できるようソファーの素材をよく確認してから取り掛かりましょう。
ソファーの黒ずみを放っておくとカビの原因にもなります。
ソファーは丸洗いできませんが黒ずみを落とす方法、綺麗に保つ方法はありますのでぜひソファーの掃除、お手入れにチャレンジしてみてください。
「どうしても面倒」と思ってしまう方も多いかと思います。そんな方はプロに任せるという方法もあります。今あるお気に入りのソファーを大切に使い続けてくださいね。
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