あなたは爬虫類と聞いて、何を思い浮かべますか。
ヘビ?イグアナ?ヤモリ?
爬虫類を飼うのは難しそうなイメージありますよね。
もちろん品種によっては難易度が高い爬虫類もいますが、初心者でも安心な比較的丈夫な初心者向けの品種もあります。
最近はガッキーこと新垣結衣さんがレオパードゲッコーと呼ばれる爬虫類を飼っていることもあって、だいぶ認知度が上がってきました。
爬虫類を飼おうかなと思っているあなた。
もちろんケージをお掃除する覚悟はありますよね。自分の家と同じで、かわいい爬虫類のお家であるケージもお掃除が大切です。
ケージは住みやすい環境を整えつつ、見せ方も個性が出てくる大事なものなので、掃除も大事にしています。
今回はそんな爬虫類のケージお掃除について、個人的な経験も交えてご紹介していきます。
そもそもどんなケージがあるのか。代表的ケージをご紹介
さて、爬虫類を飼うにあたってどのケージが良いのか。
ケージを決めてから生体を決める人はいないので、まず飼育する爬虫類を決めたら、「あ。ケージはどれ用意すればいいんだっけ?」となりますよね。
ずばりケージは飼育する爬虫類の種類によって変わります。代表的なものをいくつか見ていきましょう。
まずは三晃商会が出している『レプタイルボックス』。
出典:http://www.sanko-wild.com
こちらはコーンスネークやセイブシシバナヘビなどの小さい蛇や、レオパードゲッコー(通称:レオパ)などの初心者が爬虫類飼育の最初に選びやすい生体に適したものとなっています。
3,000円〜4,000円程度で購入できて、4面が透明なアクリルで全方向からよく飼っている生体が見やすいのが特徴。
上下にスタックもできるし、構造もシンプルで掃除もしやすいのでこれを愛用している方が多く、コスパが良いケージの代表格です。
お次はエキゾテラジェックスが出している『グラステラリウムナノ』。
出典:https://product.gex-fp.co.jp/exoterra
こちらはガラス張りの縦長なケージです。このケージは樹上性の爬虫類を飼育する際によく選ばれています。
樹上性の爬虫類は文字通り木の上で生活するトカゲなどを指します。
田舎に行くとよく家の壁やガラス戸などにくっついているヤモリなんかが身近ですね。彼らは吸盤のような器官がついた指で壁をチョロチョロ動き回るので、「壁チョロ系」と総称されています。クレステッドゲッコーや野生でも見るニホンヤモリなんかが有名です。
このケージは材質がガラスのためちょっと重く、ヒビ入れたり割ったりしないように扱いには注意が必要となります。
掃除はさほど大変ではないですが、中に入れている流木や草を全部出してまた戻すという動作が少し面倒かもしれません。
最後はこれもエキゾテラジェックスから出ている『グラステラリウム9060』
出典:https://product.gex-fp.co.jp/exoterra
こちらは幅90cmとケージの中でも大型になります。爬虫類にはイグアナやフトアゴヒゲトカゲのように、大人になってかなり大きくなるものがいますので、そういった種類の爬虫類を飼うのであれば、最終的にこれくらいのケージが必要になります。
掃除はこれで簡単キレイ!ケージを綺麗にしておくといいことも?
基本的にケージは1ヶ月に1回、伸ばしても2ヶ月に1回のスパンで掃除することをおすすめします。
ケージのお掃除とは別に、普段から可能な限りフンは取り除いてあげるようにしましょう。
種類によってはじっと動かず隠れている種類などもいますので、掃除の時に姿を見れる貴重なチャンスという点でも毎月の楽しみにしたいですね。
①まずは生体とケージ内を空にする
※ここで生体が脱走してしまわないように、要注意
この時に爬虫類は「なんだなんだ⁉︎」となっていますので、逃げ出してしまわないように虫かごのような蓋がついている通気性のあるものに入れてあげるのが良いです。生体を出してから中のウェットシェルターや流木などのレイアウト、ペットシートやキッチンペーパーを床にひいているので、それらを取り出します。
②ケージ全体をまずは水洗い
ケージを洗う際には石鹸や洗剤は使わないほうが好ましいです。
普段はケージ内をある程度の湿度がある状態で保つ爬虫類もいるので、石鹸や洗剤などの化学成分が洗い残しなどで付いていると、水として飲んだり何らかのタイミングで体内に吸収されると死んでしまう原因になります。時にはエサやフンなどが汚れでこびりついている事もあるので、その時はお湯とメラミンスポンジなどで洗い流すと良いでしょう。
③ウェットシェルターや流木などは熱湯で殺菌を
出典:http://www.sudo.jp
ウェットシェルターと呼ばれる陶器のシェルターは爬虫類のお家でもあり、上の窪みに水を入れておいて湿度キープや飲水の役割を果たします。陶器が水を吸って湿度を保つので、ヌメヌメ水垢やカビが生えやすいものになります。こういったものはまずはブラシなどで入念に洗った後、熱湯をかけて煮沸消毒がおすすめです。筆者は煮沸消毒した後に、乾かしてからケージ内に戻すようにしています。
④レイアウトを元に戻してから、生体をケージに戻す
戻す順番は必ずシェルターなどのレイアウトを戻してから、生体を戻すようにしてください。逆の順番だと生体がびっくりしてしまいストレスになってしまいますし、最悪の場合は脱走してしまいます。
前述で洗剤は使わないのが好ましいと書きましたが、最近は科学の進歩で使っても問題ない洗剤も出てきています。気になる方は是非こちらの参考記事へ。
出典:https://www.gex-fp.co.jp/ 一時期、「爬虫類女子」というキーワードが流行っていた事があるぐらい、爬虫類を飼育する方が増えてきて、さらに最近は家で過ごす機会が多くなり、ペットブームが到来しまし …
○○してきたら替え時かも。必ず来るタイミングに備えておこう
爬虫類のケージ、実は一度買えばOKかというと、そうでもありません。
やはり生き物なので、成長します。
狭いケージのまま飼い続けると、それ自体がストレスになってしまいます。爬虫類はストレスで体調を崩したりするので、ストレスを感じさせないように先回りすることが大切になってきます。
ケージの大きさを判断するポイントは、「動き回れるスペースが十分にあるか」です。
レオパードゲッコーなどはちゃんとトイレの場所を覚えて決まった場所をトイレにします。シェルターから離れた場所にトイレを決める場合が多いので、ケージが狭いとトイレの場所がシェルターと近くなってしまい、菌が繁殖しやすくなってしまい、衛生的にも良くない環境になってしまいます。
【必ず読んでほしい】爬虫類を飼う上で心に留めてほしいこと
これから爬虫類をお迎えしようと思っている、もしくはもう飼うことを決めているあなたに爬虫類飼育者として心に留めておいてほしいことがいくつかあります。
【最期のその時まで責任を持って飼えますか?】
これはどんなペットを迎えるのでも一緒ですが、ペットを飼うということは命を扱うということです。
爬虫類の中には長生きなものや、扱いが難しいものもいます。犬や猫のようなポピュラーなペットではないですから、長期の旅行などは爬虫類を預かってくれるペットホテルや爬虫類の世話が大丈夫な方を探さないと出かけられません。
それでも一緒に生活したいと思えて覚悟もあるなら、是非とも爬虫類をお迎えしていただきたいと思います。
【犬猫のような愛情表現を期待してはいけない】
爬虫類は基本的に懐きません。飼い主や世話をする人の匂いを覚えて、お腹が空いたらシェルターから出てくる程度です。
犬猫のように甘えてきたりすることはゼロです。種類によってはほとんど隠れていたり土の中に潜っていて、何を飼ってるかわからないと言われるほど姿を見かけない見掛けない生体もいます。触られること自体がストレスというのが基本ですので、ベタベタと触るようなペットでない事も理解してほしいです。
まとめ
爬虫類ケージのお掃除は日頃からフンを取り除いてあげて、ケージ自体は1ヶ月に1回が最適です。
そして掃除の際には脱走に気をつけて。
掃除は生体の移動をしてから、ケージの水洗いをして、シェルターや流木などのレイアウトアイテムは煮沸消毒をすると良いでしょう。しつこい汚れもなるべく洗剤は使わずにお湯やメラミンスポンジで対応できます。
成長してケージが狭そうに感じたら、生体がストレスを感じてしまわないように大きいケージへのサイズアップを検討してください。
爬虫類は犬や猫などのポピュラーなペットのように愛情表現はしてくれませんし、慣れることはあっても懐かないペットなので、それなりに飼うには知識と覚悟が必要となります。
さぁ、あなたはどんな爬虫類と出会えるのか楽しみですね。
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