家族でまったりとくつろぐ場にかかせないカーペット。
ところでそのカーペット、ダニ対策はばっちりですか。
「毎日掃除機かけてるし、大丈夫!」
そう思った方は、要注意。
カーペットに住み着いたダニは、掃除機で吸えないんです。
いつもなんとなく掃除していたけれど、実はちょっと気になるダニの存在。
まだ出会ってない方も、大丈夫!なんて思わず、ちょっとのぞいていってください。
もうダニを見てしまったという方は、すぐに読んでくださいね。
この記事を読めば、カーペットの上で今よりもっと快適に過ごすことができますよ。
掃除機だけじゃだめ!ダニ退治の方法と順番は?
正しい方法と順番を守れば、誰でもしっかりとしたダニ退治をすることができます。
まず、カーペットに住み着くダニを退治する方法として、掃除機をかけることを思いつく人は多いのではないでしょうか。
残念ですが、掃除機をかけても吸い取れるのはゴミだけなんです。
なんと、生きたダニは掃除機に吸われないように、必死に繊維にしがみついて生き残ってしまうそうです。
それでは、正しいダニ退治の方法をご説明します。
掃除機がけにプラスして、あることをするだけで、ちゃんとダニ退治ができるようになるんです。
①ダニを死滅させる
ダニは掃除機の吸引に耐えるという説明をしましたが、それは生きているダニの話。死滅させてからであれば、掃除機で吸い取ることもできるんです。
ダニを死滅させるには、
- 熱をあたえる
- 殺虫剤を使う
の2つの方法があります。
ダニは熱に弱く、60℃以上では一瞬で干からびます。
そのため、100℃以上の熱を加えることのできるスチームクリーナーや、スチームアイロンをかけることで、ダニを死滅させることができます。薄手のタオルの上からアイロンがけをするのも効果があるようです。
キャンディの破片などのゴミがカーペットに落ちていると溶けてくっついてしまいますので、
熱を加える前に掃除機をかけてゴミを取り除いておきましょう。
また、カーペットによって熱に弱いものもあるので、必ずカーペットの表示を確認してから行ってください。
熱に強く、丸洗いできるカーペットの場合は、コインランドリーで洗濯~乾燥を行うこともできます。コインランドリーでは、低温の乾燥モードでも50~60℃の熱が加わります。カーペットの表示に合わせて利用してみてください。
掃除機では吸い取ることができない生きたダニは、熱を与えるか、殺虫剤で死滅させてしまいましょう。
殺虫剤を使う際は、取り扱い説明書をよく読んで使用してください。お子さんやペットのいるご家庭は特に注意です。
②ダニの死骸を取り除く
ダニを死滅させたあとは、しっかりと掃除機をかけて死骸を吸い取りましょう。
ダニの死骸を残したままにしてしまうと、アレルギーのもとになったり、あたらしいダニの餌になってしまったりします。
コインランドリーで洗濯~乾燥をしたときも、丸洗いしたから大丈夫と思いがちですが、持ち帰ったあとにきちんと掃除機をかけましょう。
ダニはどうしてカーペットにいるの?
カーペットにダニを寄せ付けないためには、以下の2つを行う必要があります。
- 湿気対策
- こまめな掃除機がけ
その理由は、ダニが好む環境にあります。
ダニが好む環境って?
そもそも、どうしてダニはカーペットにいるのでしょうか。
人が好んで触れる場所に住み着くなんて!と思っていたら、秘密はそこにありました。
- 温度:20~30℃
- 湿度:60~80℃
- 餌のある場所
人が快適だと思う温度は大体17~28℃です。また、湿度は50%前後。
これを見て分かるのが、ダニは人より少しだけ暖かくて湿っぽいところを好むということです。
つまり、人が部屋を快適な状態に設定していれば、カーペットがダニに好まれる状態になるのはとても簡単で、人が触れるだけなんです。
人がカーペットの上に座る、上を歩く。
それだけで、ダニに好まれる環境は作れます。
ちなみに、ダニの餌となるのは先ほどもちらっと記載しましたが、ダニの死骸やフン、人間が落としたフケやアカなどです。
こちらも、人が生活する上で避けるのは難しいですね。
今日からできる!ダニ対策!
人が生活する以上、ダニが住みやすい環境はどうしても揃ってしまいます。
そうと分かれば、対策をしていきましょう。
- カーペットを敷いてある部屋はこまめに換気し、湿気がたまらないようにする。
- ダニの餌となる死骸やフン、人間のフケなどが溜まらないように、こまめに掃除機をかける。
こうした日々の行動で、ダニを寄せ付けないようにしていきましょう。
ダニを集める誘引マットや、防ダニカーペットと併用するのもおススメです。
- 織りの密度が高く、人のフケやアカが奥に入りにくくなっている
- 裏面が糊付けされておらず、通気性が良く、湿気がこもりにくい
ダニが増殖しやすい環境を防ぐはたらきがありますが、決してつかないというわけではないので、たとえ防ダニカーペットと言っても、こまめな換気や掃除機がけは欠かさず行っていきましょう。
ダニを放っておくとどうなるの?
カーペットに潜むダニ(ヒョウヒダニ)の大きさはだいたい0.3~0.4mm。目で見えたとしても、ただの粉にしか見えませんよね。
そんな小さな虫ですが、ダニの体やフン、死骸はアレルギー性疾患の原因になります。
アレルギーの原因となるダニ。
アレルギー疾患の原因の80%以上がダニによるものです。
また、対策せずに放っておくと気付かぬうちに増殖してしまい、別のダニを呼び寄せてしまうんです。
まだ見たことがないから気にしていなかったという方も、これを機にダニ対策をしてみませんか。
まとめ
カーペットに住み着くダニ退治の方法と順番について、ご説明しました。
人が快適に過ごせる環境は、対策しないとダニにとっても快適な環境となってしまうなんてショックですよね。
- 退治の順番は、
①掃除機でゴミを取る
②ダニを死滅させる
③死骸を除去する - ダニが好む温度は20~30℃、湿度は60~80%
- 換気やこまめな掃除機がけで、ダニの増殖を防ぐことができる
正しい退治の順番と方法、それからカーペットに住み着かせないこと意識して、ダニとお別れしましょう。
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